幸せになる能力養成講座

第9講 夢を持って幸せに暮らす能力
 夢を持つことで、イキイキと充実感を感じながら、幸せに暮らすことができます。ここで、「夢」とは「将来の幸せ」のことです。目標・希望・生きがい・ライフワーク・やりたいこと、などからイメージされるものも含めて、広く考えます。
 夢を持って幸せに生きるためにも能力が必要です。

(1)夢を持てる能力
 自分の現実的な夢を持てなければ、話になりません。
 まず第一に、自分にも夢を持つことができると思えること。「自分には夢は持てない」とあきらめないこと。そのためには、「今はなくても、すぐに見つからなくても、探し続ければ、きっと見つかる」と信じること。やりたいことを自分にやらせてあげることは、自分を大切にし、自分を幸せにする方法です。
 第二に、夢を探す能力。夢を持ちたい・見つけたいという意欲。物事に対する好奇心や探求心。自分の好きなものを大切にすること。調査・取材能力(まず夢を探す方法を考える)。想像力(幸せの予感を得られるような想像をする)。これらの中で、自分に足りないと思うことを実践し・育てるように心がけてみてください。
 第三に、簡単にあきらめないこと。うまくいかない想像ばかりをしないで、うまくいった時を想像し幸せの予感を感じる。問題点・困難ばかりを心配したりイヤがったりしない。困難があるほど、やりがいがあり、得たときの幸福感は大きい。やってみなければわからない。とにかく始めてから、考えたほうがいい場合が多い。失敗・挫折を恐れない。やりたいことをやれる幸せを重視し、一時の失敗や挫折はいい経験として自分を育てる材料にする。
 第四に、いろいろな夢を持てること。1つの夢だけにこだわらない。(1つだけに専念できて、それで幸せな人はそれでもいい) 大きな夢・中くらいの夢・小さな夢、社会的な夢・家庭の夢・自己成長の夢、一生の夢・長期の夢・身近な目標、など。いろいろな夢を持てたほうが幸せになりやすい。私は、「○○たらいいな」と軽くたくさんの夢や願いを言葉にしています。

(2)夢から幸せを感じる能力
 自分の夢を持っていても、それから幸せを感じられなくては意味がありません。夢は達成時だけが幸せではありません。
・ 夢を持って生きている幸せを感じる。
・ 夢の実現をイメージし、幸せの予感を感じる。
・ 夢の実現のためにすることを愉しんでやる工夫をする。
・ 少しでも進歩や前進を喜ぶ。
・ 途中に小さな目標をつくり、達成できたら、
    喜び・自分をほめ・お祝い・ごほうびなどをする。
・ いろいろな経験・出会いを大切にし、自分の財産にする。
 これらから、イキイキ・ワクワク・楽しい・うれしい・様々な喜び・充実感・達成感・自己成長の手応え、などの幸せを得ることができます。夢の過程の幸せをたくさん感じることが、夢によって確実に幸せになる方法であり、いい結果に結びつくのだと思います。
 そのためには、自分の夢を達成するために現実に行動しつつ、上記のように幸せを感じることが大切です。はじめは、上記を書いた紙を見るなどして、心がけてみてください。幸せを感じらる自分なりの方法を工夫してみてください。それが習慣になれば、相当に幸せに暮らせます。
 夢(将来の幸せ)のあることは、人にとって大事な幸せだと思います。

 今の世の中や自分の環境に夢がない、ということはありません。足りないのは、夢を持って幸せに暮らす自分の能力ではないかと思います。


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「自分の夢があって幸せ」
 

   第10講 人を幸せにする能力

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