第1講 幸せを感じる能力 幸せを意識する能力
「幸せを感じることが大事」とわかっても、「幸せを感じよう」と思っても、生活の中ではつい忘れてしまうのではないでしょうか。
意外にも、幸せを感じられるようになるためには、幸せを意識できるかどうかが、第一関門なのです。
幸せを意識する必要なんてあるのか? とお考えの方もいらっしゃると思います。
たとえば、道を歩く時に花を探しながら歩いてみてください。もしくは、1つの色を探してみてください。きっと今まで気がつかなかったものがたくさん見つかると思います。
同じように、「幸せ」を意識して生活すれば、今までに気づかなかった幸せが見つかるようになります。
幸せを意識できるようになるための基本的な方法は、「幸せを感じて生活しよう」と心がけることです。
「幸せを感じよう」と紙に書いて、目につくところに置いたり、手帳や定期入れに目立つマークをしておく、というような工夫もいろいろできるでしょう。
もう1つの方法は、1日の中で意識して幸せを感じる(練習の)時間をもつようにすることです。
そして、少しでも幸せな感じがした時には、「いいなぁ」「よかった」「うれしい」「ありがたいなぁ」「幸せだなぁ」「好好」のような言葉を(心の中で)言うようにすると、幸福感がより確かに感じられるでしょう。
このような言葉が心の口グセのようになれば、無意識に幸せを感じられるようになれます。
ただし、幸せを意識しすぎると、不自然な感じがしたり、疲れてしまったりしてしまうかもしれません。(はじめはある程度はしかたがないでしょう)
「今までより少しでも幸せを感じられたらいいな」ぐらいに、少し力を抜いて心がけを続ければ、だんだん自然にできるようになれると思います。
要は、幸せを感じることが習慣になればいいのです。
習慣をつくるためには、はじめは意識してやらなければできません。意識して続けていくうちに、やがて習慣になって、無意識にできるようになれるのです。
幸せを感じることが習慣になれば、自然にラクに多くの時間、幸せを感じられるようになれるでしょう。
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