やりたい気もちを育てる
やったことがないことを「やりたい」のと、やったことがあることを「やりたい」のとでは、「やりたい」の意味が違うと思います。
やったことがないことを「やりたい」のは、興味や好奇心や憧れや夢などに基づいたものでしょう。
そのことに対する本当の「やりたい気もち」はやってみなければ生まれないし、やっていく中で育っていくものなのではないでしょうか。
実際にやってみなければわからないことがあります。
まず、やってみてどんな感じがするか。これは実感するしかないでしょう。
次に、自分が今どのぐらいできるのか。もしかしたら、やってみればけっこうできることかもしれません。できない場合、到底自分にはできそうもないことか、努力すればできそうなことかも、察しがつくのではないでしょうか。
ある程度やってみなければわからないこともあります。
ある程度うまくできるようにならないと、本当のおもしろさはわからないでしょう。
うまくできた時の喜びや、人からほめられたり評価されたり感謝されたりした時の喜びなどを実感することで、それをやることの価値がわかるのだと思います。
また、そのことが自分に合っているか・向いているかというのも、ある程度やってみないとわからないのではないでしょうか。
本当にやりたいことは、相当にやってからでないとわからないのかもしれません。
簡単にできることには、やりがいは感じられないでしょう。難しいからおもしろい・やりがいを感じられるということがあります。それを努力や工夫で成し遂げた時の喜びも(自信も)大きいのだと思います。
何かをやっていくうちに、自分なりの愉しみや喜びを感じられるようになり、どんどんのめり込んでいくこともあります。
興味や好奇心や願望などが薄い人は、やりたいことが見つけにくいと思います。
とにかくやってみなければ、やりたいことは見つからないかもしれません。
ちょっとでもやってみたいことや少しでも興味があることがあったら、試しにやってみてはどうでしょうか。
いろいろやってみて、その中で少しでもやりたいと思ったことを続け、やりたい気もちを育てていけばいいのではないでしょうか。