生活ほっとモーニング「あなたも音でリラックス」

           97/3/11 8:35〜 NHKテレビ
 前半は、リラックス用の音楽と音楽療法の話だった。
 後半は、自分に合った音の探し方。サウンドスケッチという実験がおもしろかった。80歳・男性、50歳・女性、20歳・女性の3人が3箇所で耳をすまして聞こえる音をスケッチブックに絵入りで書きとめる。最初の場所は、井の頭公園内。心地よい音、普通の音、不快な音の3つに分けて記述する。
 小鳥(全員心地よい)、犬、カラス、水音、女性の騒ぎ声は、全員が記録した。おもしろかったのは「女性の騒ぎ声」を、80歳の男性は「不快」、50歳の女性は「心地よい」、20歳の女性は「普通」と、三者三様の感じ方をしたことだ。また、カラスの声は、男性は「心地よい」、女性2人は「不快」にした。人によって感じ方が違うのだ。
 もう1つ、人によって独自に気づいた音がある。80歳の男性の「トランペット」、50歳の女性の「空きカン」、20歳の女性の「足音、飛行機」。「足音は盲点かな」と私は思った。
 同じことを閑静な住宅地と繁華街で行なった。そして、最後に3人に心地よい場所の順番をつけてもらった。80歳の男性、公園>住宅地>繁華街。50歳の女性、住宅地>公園>繁華街。20歳の女性、繁華街>公園>住宅地。

 この実験について、聖心女子大・鳥越助教授は次のようなコメントをした。
・ 関心・経験などによって感じ方が違う
・ 何を期待していたかによって感じ方が違う
・ 好きな場所、元気になれる場所、落ち着く場所などがあるといい

 私も最近、「耳をすませば」を試している。