ファーストとスロー  スローライフ


 「スロー」の考え方は、「スローフード」から始まったそうです。ハンバーガーなどの「ファーストフード」文化への批判から、「スローフード」運動が始まり、それがスロー社会、スロービジネス、スローライフなどに広がったようです。

 「ファースト」が悪いというわけではないでしょう。
 速いほうがいいことは多いでしょう。
 一所懸命にやることはいいことです。
 効率よくやれば、その分空いた時間を有効に使えます。
 「時は金なり」で、経済的に豊かになることもあります。

 「ファーストすぎ」は問題なのでしょう。
 急ぎすぎも、忙しすぎも、頑張りすぎも、効率最優先も、利益最優先も、どこかに問題がでてきてしまうのでしょう。
 それは、健康の問題か、人間関係の問題か、心の問題か、・・・。

 問題がでてくると、今のやり方・生き方に対する疑問が湧いてくるのでしょう。
 「これでいいのだろうか?」、そして「これで幸せなのだろうか?」と幸せの価値観が入ってくるのだと思います。
 そこで、「もっとゆっくり、愉しんだほうがいいのではないか」という考えがでてくるのでしょう。
 これが「スロー」の出発点ではないでしょうか。

 移動なら速いほうがいい。旅ならゆっくりもいい。と言っても、歩いて回るほどの時間も体力も気力もない。
 自分にできる選択、自分に合った選択、自分が心地よい(幸せな)選択をすればいいのでしょう。

 今まで一所懸命に頑張る(ファーストな)ことしか考えられなかった人が、スローなやり方もあるんだと知り、自分に合ったペース配分を選ぶことで、より幸せに生きられるようになれたらいいのではないでしょうか。


   

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