自分はどのくらいの距離感を望むか
人間関係で、自分がどのくらいの距離を望んでいるかを意識している人は少ないと思います。
「できれば(ある程度)仲がいいほうがいい」「少なくとも悪い関係にはなりたくない」というのは、誰でも無意識に思っていることでしょう。
人付き合いで悩んだ時には、自分が望む距離と現状の距離に差があるのかもしれません。
「仲良くなりたいのになれない」「この人と付き合うのはイヤだ/うっとうしい」などと思ってしまうのは、自分の望み通りになっていないからでしょう。
人付き合いで悩んでしまう原因は、親しい(距離が近い)関係を求めすぎかもしれません。
たとえば、頻繁に会う関係、長時間いっしょにいる関係、深い内容(人生の問題や悩みなど)の話をする関係、趣味や遊びをいっしょにする関係、一緒にいてやすらげる/ラクな関係、信頼できる関係、相思相愛の関係など、「こういう(親しい)関係にならないといけない」のように思い込んでいると、思い通りにならずに悩んでしまうことも多いでしょう。
人間関係にはいろんな形があっていいはずです。というよりも、人と人とのすべての組み合わせで違う関係であるはずです。
「こういう親しい関係にならないといけない」のように、形にこだわらないほうがいいと思います。
人付き合いで悩んでしまうもう一つの原因は、いい関係を求めすぎかもしれません。
人付き合いの中では、気まずいこともイヤなこともあると思います。そういうものを嫌がりすぎてしまうと、悩むことも多くなり、人付き合いが難しくなってしまうでしょう。
多少のイヤなことは覚悟して付き合ったほうがいいのではないでしょうか。
「
いい関係を望むのはいいこと、望み過ぎるのは・・・
」。
人付き合いに100%満足というのは難しいと思います。80%満足なら上出来、60%でもいいのではないでしょうか。
「
人付き合いの距離感
」
人間関係のヒント
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