問題の結末は?
自分の問題についてよく考えて決断して実行に移した場合、うまくいって問題が解決することもありますし、効果なく状態が変わらないこともありますし、失敗してさらに悪い状況になってしまうこともあります。
解決しなかった場合には、次の解決手段を考えるか、あきらめる(この時点で問題化しない)かでしょう。
もう少し長い目で問題解決を考えてみましょう。
過去に自分が抱えていた悩みや問題は、その後どうなったかを考えてみるとわかると思います。
・自分の力で解決できた問題。
・解決したわけではないが、(自分の心の中から)自然消滅した問題。
・今も残っている問題。
この3つがあるのではないでしょうか。
あなたの場合には、どうなった問題が多いですか?
私の場合には、自然消滅した問題が多いと思います。
自然消滅する問題だとはじめからわかっていたのなら、悩むことはなかったと、今は思えます。その分の時間をもっと生活を愉しむために使えたらよかったとも思います。やはり、問題化しないのがいちばんよかったのかもしれません。
でも一方、問題解決に向けて悩み(よく考え)努力したことはよかったのではないかとも思います。努力した結果、うまくいかなかったのはしかたがありません。努力した自分を評価したいと思います。それがきっといい経験になっているのだと思いたいと思います。私が最初からあまり悩まない人間だったら、今の(幸せな)自分はいなかったでしょう。いろいろ考えたから少しずつ成長できたのだと思います。
幸せに暮らすためには、そのままでもなんとか済むことは、できるだけ問題化せずに、その分の自分のパワーと時間を、幸せになれることに使ったほうがいいのです。
でも、重要な問題はよく考えて解決の努力をしたほうがいいのです。うまく解決できても、解決できなくても、真剣に考えたことは決して無駄ではないのではないでしょうか。