相手をその気にさせる
人を動かすためには、最終的に相手をその気にさせなければなりません。
相手をその気にさせられるかどうかの基本は、交渉のしかただと思います。
相手を動かすために、どういう手段とステップをとるかによるところが大きいでしょう。また、交渉や説得のためのテクニックもいろいろあると思います。(興味と時間とやる気がある方は、その手の本などをお読みください)
交渉で大事なのは、相手の心の動きを読めるかどうかだと思います。それによって次にどういう手段をとるか、押すか引くかなどを判断すればいいのでしょう。
また、相手の気分や機嫌をうかがった上で、タイミングをはかることも大切です。
人を動かすために、相手をどういう気もちにさせるかを考える方法もあります。
相手を、喜ばす、笑わせる、泣かせる、怒らせる、嫉妬させることが、相手の感情を動かし、行動を動かすことにつながる場合があります。
相手をその気にさせる要因として、自分の気もちもあると思います。
自分の熱意ややる気や誠意や真剣さなどが、相手に伝わることで、相手の心が動くことがあります。
「押しの一手」で繰り返しお願いする、土下座でも何でもやる、というような方法が有効なこともあるのです。
相手をその気にさせるいちばんの要因は、互いの関係だと思います。
仲がいい相手の頼みなら、多少のことは引き受けてくれるのではないでしょうか。まずは、いい関係を築くことが大事でしょう。
相手に貸しをつくっておけば、借りを返してくれるかもしれません。人は義理人情で動くこともあります。
最後に重要なのは、信頼関係ではないでしょうか。信頼できる人の頼みなら、聞けることもあるでしょう。信頼関係を築くことは一朝一夕にはできませんが、日頃の誠実な姿勢が相手の心を動かすことは十分にあると思います。