苦情法と着眼法
『なぜ売れるのか』(伊吹卓/PHP文庫)という本があります。この本で説明されているのが、着眼法と苦情法です。
着眼法とは、いいアイデアを探す方法です。
苦情法は、まず欠点を探し、そこを改善することを考える方法です。
ここでは、着眼法と苦情法の考え方をいつくか挙げてみます。
着眼法の考え方
・ うまくいっている人(物)のいいところを取り入れる。
うまくできる人のマネ、成功者の本を読む、ヒット商品の分析、など
・ 新しいものからヒントを得る。
新製品、新しいニュースを目にしたときに、
自分の目標に応用できないか常に考えてみる。
・ 古いものからヒントを得る。
過去に流行ったものを調べ、現在に活かせる部分を探す。
・ 常に「何かいいアイデアはないか?」「どうしたら?」と考え続ける。
苦情法の考え方
・ うまくいっている人(物)の欠点を探し、改善を考える。
・ いい線いっている(と自分が思う)のに、
うまくいっていないものの欠点を探し、改善を考える。
・ 人の意見を聞く。聞く機会持ったり、手段をとる。
(いい意見は素直に喜ぶ)
人の意見はとにかく素直に聞いてから、ゆっくりと考える。
耳の痛い意見ほど役に立つ。
・ 常に「足りないのはなにか」「なぜうまくいかないのか」と考える。
着眼法(アイデアの追加)と苦情法(欠点の除去)による努力を繰り返すことで、少しずつ改善していくことができるのだと思います。