「幸せになる方法」実践講座

第12講 明日の幸せを信じる

 この講では「幸せになる方法」の5番め「不幸を幸せに変える」の第2ステップの「明日の幸せを信じる」を取り挙げます。「明日の幸せを信じる」は「幸せになる方法」の2番めでもあります。

 正直に言って、「明日の幸せを信じる」ために有効な実践方法が見つかっていない。私にとっては一番文章にすることが少ない方法です。というのも、私はいつの頃からか「明日の幸せを信じる」ことが自然にできるようになってしまったのです。だから、他の方法のように自ら工夫する必要がなくなってしまったのです。ただ信じられればいい。そういう種類の方法のようです。

 実践方法はわからないけれども、効果はわかります。前講の「現実を受け入れる」でも書きましたが、「こういうことは世の中にある」のように現実を受け入れられても、明日の幸せを信じられないと「あきらめ」になってしまいます。そうすると必要以上に長いあいだ現状が変わりません。最終的には"時"が必ず癒してくれます。そうです。つらい感情も、頭から離れない記憶も、必ず時が忘れさせてくれるのです。だから明日の幸せを信じることは正しいのです。
 明日の幸せを信じていれば、一時の嵐が去れば、そこに光が見えてきます。下を向いて固く目を閉ざしていては光の面影しかありません。それを感じようとする気持ちがなければ見つかりません。
 ちょっと抽象的な(詩的?)な話になってしまいました。
 明日の幸せを信じていれば、そのチャンスに早く気づけ、その時から幸せになる考え方ができるようになります。幸せになる考え方については次講で説明します。

 実践講座に実践方法が書けないので、考え方の例だけ書きたいと思います。
  「今はまだ××だけど、いつかは○○になれる」
  「これは××だけど、私には他に○○がある」
  「きっといつかは○○に出会うことができる」
  「明日の幸せを信じていれば、
   きっと幸せになるヒントやチャンスや出会いが見つかる」
 このような考え方ができるようになれたらな、と思います。
 私なんぞは「なるようになる」とかも、よく使います。
 試しにでもいいから、明日の幸せを信じてみてください。できれば少し長い目で。

 やはり最後に実践方法らしきものを書きましょう。
1.「明日の幸せを信じます」と繰り返し言う
  朝1回(例えば、第1講の幸せを感じる時間に)言う。
  将来に不安を感じたときに、自分に言い聞かせる。
2.実際に幸せを感じる
  幸せを感じるように生活し、幸せを実感する。
  その後で、明日の幸せを信じてよかった、正しかった、と思う。
 要するには、明日の幸せを信じることと幸せを実感することの繰り返しにより、明日の幸せを信じることを身につけていくしかないような気がします。

第13講 不幸を幸せに変える

 実践講座