「幸せについて」
その47 幸せになる方法を実践し、幸せを感じる

「幸せとは感じるもの」という言い方もできます。
 どんなに恵まれた環境にいても、どんなにいいことがあっても、夢や目標を達成しても、成功しても、いい出会い・いい恋愛・いい結婚・いい家庭があっても、素晴らしい経験をしても、本人が幸せを感じていなければ、その人は幸せではありません。

 本書のその1「幸せって何?」に、ふつう「幸せ」と言うと「幸せの対象」か「幸福感」を指している、と書きました。
 幸せの対象を手に入れても、幸福感が伴わなければ価値がないと思うのです。

 その2には、「幸せはたくさんある」と書きました。
 誰にでも自分の幸せとなり得る幸せ(自分が幸福感を感じられる幸せの対象)はたくさんあり、そのための方法(自分の幸せになる方法)もたくさんあります。
「幸せ(になる方法)はたくさんあると思える人は、それだけ幸せになりやすい」と思うのです。

 本やインターネット上のホームページを探せば、幸せのヒントはたくさん見つかると思います。
 でも、それらを読んで納得しても、自分の生活の中で活かさなければ、幸せにはなれません。
(幸せのヒントが書いてある)いい本を読んだと思っても、結局自分の生活(の幸福度)は変わらなかったという経験がある人は多いでしょう。
 逆に、この本を読んだおかげで幸せになれたという人は、少ないのではないでしょうか。

 幸せになるためには、具体的な幸せになる方法を考えて、それを実践して、幸せを感じることが必要です。
 幸せになる方法には、行動だけでなく、(幸せになる)考え方も含まれます。
 幸せになる行動をするためにも、それを考えて「実践しよう」と考える必要があります。(習慣になれば、無意識にできますが)
 幸せになるためには、まず幸せになる考え方から、と言ってもいいでしょう。

 幸せのヒントに出会えても幸せになれない人は、自分の幸せになる方法を考えていないか、それをちゃんと実践していないか、幸せを感じる能力が足りないかだと思います。
 自分の幸せになる方法を実践できるようになるのは、そう易しいことではありません。そのための努力や工夫が必要だし、うまくできるようになるためには時間がかかります。でも、努力はいずれ実ります。

 幸せのヒントを探す方法はいろいろあると思います。
 大事なのは、幸せのヒントを見つけてから、自分がそれをどう活かして、自分の幸せ(幸福感)に結びつけていくかだと思います。

   

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