「幸せについて」
その21 幸せを意識して生活する
幸せになるためには、幸せに暮らす習慣をつくればいいのです。
習慣をつくるためには、最初は意識してやる必要があります。意識をすると違和感があったり多少疲れたりもします。また、はじめのうちはなかなかうまくはできないものです。そのためにイライラしたり疑問に感じることもあるかもしれません。
でも工夫をしながら続ければ、少しずつうまくできるようになります。慣れてくればだんだんラクにできるようになります。それが習慣になれば意識しなくても自然にできるようになります。
幸せに暮らす習慣をつくるためには、まずは幸せを意識して生活することが必要です。
ところが実際に、幸せを意識して生活しようと思っても、生活の中ではつい忘れてしまい、なかなかできないものです。
幸せを意識して生活するのを忘れそうになったら、「幸せになりたいか?」と自分に問いかけてみてください。
「幸せになりたければ、そうなれるように意識して、心がければいい」のです。
「幸せを意識する必要なんてあるのか」とお考えの方もいると思います。
たとえば、道を歩く時に花を探しながら歩いてみてください。
もしくは、一つの色を探してみてください。
きっと今まで気がつかなかったものがたくさん見つかると思います。
「幸せ」を意識して生活すれば、今までに気づかなかった幸せが見つかるようになります。
また、幸せを意識できるようになれば、自分のイヤな気もちや悪い気分にも気づけるようになれます。そして、幸せになる考え方を心がけ、自分の幸せになる方法を実践できるようになれば、以前と比べたら相当に幸せに暮らせるようになれるでしょう。
「幸せを意識していない時が幸せなのだ」「幸せは何かをやった時に結果として感じられるもの」「幸せは神(運命/巡り合わせ/偶然/運/誰かなど)によって与えられる」というような考えをする人も多いようです。
これらはある意味、幸せは「他力」によるものという考えです。
私は、幸せは「自力」で得られるものと考えています。実際に、自ら意識することで感じられる幸せがたくさんあります。
幸せはたくさんあって、「自力」で得られる幸せと「他力」がないと得られない幸せがあるということなのでしょう。「自力」と「他力」の両方があって得られる幸せもたくさんあります。
幸せを意識して生活することは、幸せになるための第一関門だと思います。 幸せを意識することで、生活の中で幸せを感じられることが増え、気分よく過ごせるようになり、不幸になる考え方が減って幸せになる考え方ができるようになり、自分の幸せになる方法を考え・実践できるようになればいいのです。
それが習慣になって、無意識にできるようになるのが理想です。そうすれば、自然にラクに幸せに暮らせるようになれます。
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