「リポーターの夢 諦めるべきか」(読売新聞「人生案内」)より、
大学では、観光学など学びたかったことが勉強でき、楽しいです。
私はあるテレビ番組をきっかけに海外に興味を持ち、
その番組のリポーターになりたいと思っています。
でも、友人の多くは薬剤師や教師を目指しており、
友人に比べて、私の夢は地に足が着いていないと感じます。
夢を諦め、安定した職に就けるよう大学生活を過ごすべきでしょうか。
今、夢を諦める必要はないでしょう。
本当に叶えたい夢なら、チャレンジしてみてから
可能性がないと思った時、もしくは
他のものを選択したくなった時に諦めればいいのでしょう。
地に足が着いているかどうかは、
今その夢に向かって具体的にどのくらい努力しているかだと思います。
今一所懸命に努力しているのなら、夢に向かって歩いているのです。
自分の夢の実現が難しいことは本人も承知のはずです。
相当な努力が必要であり、いい出会いや運もいるのではないでしょうか。
また、実現するとしても相当に時間がかかることでしょう。
それまで生きていくためには他の仕事をする必要があるでしょう。
このような夢を持ち続けるためには、
「この夢を叶えよう」という強い意志をもつことが必要です。
それには、他のことを犠牲にしてもこの夢のために努力しよう、
誰からどう言われようがどう思われようがかまわない、
長い道のりだ、たとえ夢が叶わなくてもいい、というような覚悟をし、
「それでもチャレンジしたい」と思えることです。
そういう覚悟ができないのなら、諦めたほうがいいでしょう。
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