「葬儀スタイル 理解示さず」(読売新聞「人生案内」)より、
先日、母が亡くなりました。母は生前から、葬儀のスタイルについて
宗教色を出さず、私たち身内だけで簡素にとりおこなってほしい、
また、戒名は不要である――と。
私たち家族は、希望に沿うように母を送りました。
ところが、夫の家族や親類は、特に戒名をつけないことについて
納得しませんでした。「非常識だ」と言われてしまいました。
新しいスタイルの葬儀にも理解を示してほしいのです。
今後、どのようにお付き合いしていけばいいのでしょうか。
「考え方が違う人もいる」「ひどい言い方をする人もいる」
「そんな人もいる」「そんな人のためにイヤな気もちになるのは損だ」
「人は人、自分は自分、違っていていい」のような
幸せになる考え方を心がけられるといいでしょう。
とは言っても、あまり我を通しすぎるのも大変でしょう。
『どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、
芸術のことは自分に従う』 小津安二郎
どうでもいいことは慣習に従ってもいいのではないでしょうか。
ただし、自分にとって本当に大事なことは、あくまでも
自分で決めるという強い気もちをもてるといいでしょう。
また、そんな相手に「理解を示してほしい」とか、
相手が変わることを期待するはやめたほうがいいでしょう。
今後は、それなりにつきあっていくしかないのではないでしょうか。
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