「ネットに追いたてられる現代」(読売新聞)より、
サザエさんたち登場人物は、ある種の幸福感に満ちているように
見える。「足るを知る」幸せとでも言えばいいだろうか。
手の届く範囲、歩いて行ける範囲のことで満足できていた時代の
方が、実は、心は平安だったのではないか。
交通や通信などの発達により、
私たちが幸せを得られる範囲は格段に広がったと言えるでしょう。
だからと言って、特別な情報を知らなくても、
離れている人と頻繁に連絡をとらなくても、
遠くに行かなくても、幸せに暮らすことはできるでしょう。
携帯電話やインターネットが普及したのはここ十数年の間ですが、
携帯やネットがなければふつうに暮らしていけない、
という人もけっこういるような気がします。
また、年に何度かは旅行に行かないと気がすまない、
という人もいるのではないでしょうか。
便利で(物質的に)豊かな社会になるのはいいことだと思います。
それだけ得られる可能性がある幸せが増えたと考えられるでしょう。
幸せはたくさんあります。
でも、自分が感じられる幸せには限りがあります。
自分の幸せは自分で選ぶことが大事なのだと思います。
そのためには、便利なものや情報に振り回されないこと、
また、人との比較や、人の目を気にすることによって、
人に振り回されないことが重要なのではないでしょうか。
そして、自分のまわりにある幸せを
感じられるようになることも大切ではないかと思います。
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