大切な人を亡くした後には、心が受け入れられずに、
つい思い出して悲しくなってしまうことがあると思います。
「千の風になって」(作詞:作者不詳/訳詞・作曲:新井満)
という歌がヒットしているのは、
そういう人たちに救いの声を届けたからではないかと思います。
「♪私のお墓の前で 泣かないでください」
のように死者からのメッセージになっています。
自分のためにいつまでも悲しんで泣いていないで、
幸せに暮らしてほしいと願っているのではないでしょうか。
私はいつもあなたのそばにいて、見守っています。
「♪朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る」
私のことを想い出してくれるのはうれしいけど、
暗い気もちにならないでほしい。
私はいつでもあなたを見守り、あなたを応援しています。
あなたの力に少しでもなれたら、私は幸せです。
大切な人は、こんなふうに思っているのではないでしょうか。
私は、お墓参りには行きませんが、時折想い出す人が2人います。
それは、道を歩いている時だったり、電車の中だったり、
部屋の中でテレビを見たり本を読んだりしている時だったり、
お風呂に浸かっている時だったり、ふとんの中だったり、・・・
いろんな時に、いろんな場所でです。
想い方によって、そばにいることを感じられたり、
遠くで見守っていてくれるのを感じられたり、
心の中で会話をかわせることもあります。
死んだ人とは、いつ・どこでも会える、心を通じさせることができる。
大切な人は、自分を見守り、自分の幸せを願い、自分に力をくれる。
大切な人は自分の心の中で生き続けることができるのだ思います。
そしてそれは、自分の心しだいです。
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