森の中のデカルト

  「我思うゆえに我あり」で有名なデカルトの『方法序説』より、

    森の中で道に迷った旅人は、あちらに行き、こちらに行きして、
    ぐるぐるさまよい歩いてはならないし、まして一カ所にとどまっ
    ていてもいけない。
    いつも同じ方角に向かってできるだけまっすぐ歩き、たとえ最初
    おそらくただ偶然にこの方角を選ぼうと決めたとしても、たいし
    た理由もなしにその方角を変えてはならない

  道に迷ったとき、一カ所にとどまっていても、
   時間がたつ(お腹が減る/暗くなる)だけでしょう。

  「助けがある」と確信できるのなら、(体力や食料の消耗を避け)
   じっと待つのがいいのかもしれません。

  その前に「助けを求める」ことができることもあるでしょう。
  大声で、現在なら、携帯電話で、もしくはインターネットで。

  道に迷っても、助けを期待しないのなら、
   引き返すか、前に進むかでしょう。

  勇気を出して、わかる所まで戻ったほうがいいのかもしれまん。
  スタート地点に戻って、
   一からやり直すことも(人生では)可能なのではないでしょうか。

  目標が見えていて、たどり着けると思えるのなら、
   それに向かって前進すればいいのでしょう。

  目標が見えなくても、方角(方向性)がわかっているのなら、
   そちらに向かって前進を続ければ、きっといつかたどり着く。
  そう信じて歩き続けることが大事なのではないでしょうか。




    選択・決断で迷った時の考え方

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