世の中には、無神経な人も意地悪な人もたくさんいます。
やさしさや思いやりに欠ける人も多いでしょう。
そういう嫌な人と出会ってしまった時に、
そういう人をいなくすることも、
そういう人を変えることも、まずできないでしょう。
人が変わることを期待するよりも、自分(の考え方)を変えることで、
あまり悩み苦しまないようにできたら、と思います。
嫌な人に対する第一の考え方は、「こんな人もいる」です。
「こんな人もいる」というのは当たり前のことです。
でも、実際にはそう思えないことも多いのではないでしょうか。
嫌な人のことを「こんなにひどい人がいる」と、ただ嘆いているのは、
「こんな人がいるのは信じられない」と思っているのかもしれません。
その人が自分の目の前からいなくならない限り、
自分の苦しみはなくならないと思っているのと同じではないでしょうか。
そういう人がいるのは現実なのです。「こんな人もいる」のです。
嫌な人に対して怒りの感情が湧いてしまうのは、
「こんな人は許せない」と思っているのかもしれません。
その人が変わらない限り、
自分の苦しみはなくならないと思っているのと同じではないでしょうか。
「(変わらない)こんな人もいる」のです。
嫌な人が存在する現実は受け入れ、
相手が変わることを期待するのはやめて、
まずは「こんな人もいる」と考えることができたら、と思います。
「イヤだ」「信じられない」「許せない」などと思っているのと、
「こんな人もいる」と考えるのでは、
自分の心の中がけっこう違うと思います。
さらに、「こんな人のために嫌な気分になるのは損だ」
「いっしょにいない時には、嫌な人のことは考えるのはよそう」
「(嫌な人の)余計なことを考えるのはやめよう」
のような考え方を心がけることができたら、と思います。
人に対する考え方が変われば、その人から受ける感じ方が変わります。
自分の人に対する考え方を変えて、
少しでも人間関係で悩み苦しまないようになれたら、と思います。
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