先の事を考えて「イヤだなぁ」と思ってしまうことがあると思います。
その事を避ける方法を考えたり、
イヤな思いをしない方法を考えたりしても、
悩ましいだけで何もいい方法が思いつかないことも
けっこうあるのではないでしょうか。
そんな時に、「一時(いっとき)の事」と考えることで、
ラクになれる場合があります。
人づきあいでは、自分から話かける、人を何かに誘う、
好きな人に告白するなどは、「恥ずかしいのは一時の事」。
他にも、「つらいのは一時の事」「イヤな思いをするのは一時の事」
「我慢するのは一時の事」など、いろいろな使い方ができます。
中には、年に1回の事(帰省、年中行事など)や、
ごくたまにしか会わない人とのつきあいについて、
長時間あれこれと悩む人がいます。
「一時の事」と考えれば、
それ以外の時間に余計な心配をしなくてすみます。
イヤな事が限られた短い時間で済むことだとわかっているのなら、
その短い時間のために長い時間心配して
イヤな思いをしてしまうのはいかがなものでしょうか。
「一時の事」「なるようになる」などと考えて、
今の時間を大切にしたほうがいいのではないでしょうか。
まだ先のイヤな事はあれこれ心配し過ぎないように、
「(つらいのは/我慢するのは)一時の事」と覚悟する。
その場では「一時の事だから」と、なんとかやり過ごす。
過ぎたイヤな出来事は「一時の事だった」と早く忘れる。
人生の中ではそんなふうに考えたほうがいい
“一時の事”がけっこうあるような気がします。
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