いい人?

  “いい人”というのは悪い言葉ではないはずなのですが、
   否定的な表現の中に使われることもあります。
  「ただのいい人」「都合のいい人」「どうでもいい人」・・・。
  「いい男」や「いい女」はもてるのに、「いい人」は・・・。

  恋人にしたい相手、結婚したい相手の条件の上位には、
   男女を問わず「やさしい人」が入ると思います。
  本当にやさしい人と本当にいい人は近いような気がします。

  一方、「いい人(いい子)のフリをしているのがつらい」
   と悩む人もいます。
  人前での「いい人の自分」と
   「本当の自分」とのギャップに悩む人もいます。

  「ただのいい人」は、
   「嫌われたくない」「好かれたい」だから、
   ご機嫌をとったり、ノーと言えない。

  「本当のいい人」は、相手の幸せを考えられる。
   人を喜ばすことを自分の喜びとできる。
   人を甘やかすことは、その人のためにはならないと考えられる。

  “いい人”であろうというのは、いいことです。
  “いい人”を演じることも、
    気もちよくできるのならいいのではないでしょうか。
  でも、人から“いい人”と思われたいために
   無理をするのはよくないでしょう。

  “いい人”であることが、
   自分にとっても心地いいことならいいのでしょう。




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