やるべきことをやる

 誰にでもやるべきことがあります。仕事とか勉強とか家事とか育児などがそうです。他にも、人それぞれの人生の中でやるべきことがある場合があるでしょう。
 一つの悩みのせいでやるべきことをちゃんとやらないと、新たな問題を生んでしまったり、将来に大きな後悔を残してしまうことになりかねません。
 大きい悩みがある時でも、「やるべきことをちゃんとやろう」と心がけることが大事です。
 たとえば、一つの悩みのせいで仕事や家事をおろそかにしない。
 たとえば、人づきあいで問題があっても、あいさつなど基本的なことをおろそかにしない。「相手が○○しないから、自分も○○しない」「相手が××だから、自分は○○しない」のような考えはよくないでしょう。

 やるべきことがある場合には、そのことに「集中しよう」と考えたほうがいいのです。
 やるべきことへの意欲を高めるために、やるべきことの価値や目的を思い出すのもいいでしょう。そのことは、「今の自分のため」や「将来の自分のため」や「自分の大切な人のため」などになっていることを思い出せば、そのことに対する心の姿勢が変わってくるはずです。

 やるべきことをやっている際に、ふと抱えている問題について考えてしまうこともあるでしょう。それはしかたがありません。
 そういう考えに気づいて、「このことはあとで考えよう」「今はやることに集中しよう」などと切り替えられるといいのです。

 問題を大きくしないために、新たな問題を生まないために、イヤなことを忘れるために、今を大切にするために、将来のために、悩みはあっても「やるべきことをちゃんとやろう」と心がけることが大事です。

◇楽しむ工夫をする

 もう一つ大事なことは、やるべきことをいかに工夫していかに楽しめるかということです。やるべきことをどうせやるのなら、イヤイヤやるよりも少しでも楽しめたほうがいいでしょう。
「楽しめるように工夫をしてみよう」と一所懸命に考えれば、きっと何か思いつくはずです。
 楽しめるようなやり方を工夫する、そのことに関する楽しみを一つでも見つける、そのことをやる中で自分なりの楽しみをつくる、工夫することを楽しむ、というようなことができたらいいでしょう。

 また、努力することでより楽しめるようになることもあります。たとえば、
・いい所を探す努力をする。「その良さがわかれば、それが楽しみになる」
・知る努力をする。「その事を知れば知るほど好きになる」
・時間と労力をかける。「手間ヒマをかけた分、楽しみも大きくなる」
・上達の努力をする。「うまくできるようになればなるほどおもしろくなる」

 楽しめるようになるには少し時間がかかるかもしれませんが、少なくともイヤイヤやるのはやめたほうがいいでしょう。
 たとえば、仕事をイヤイヤやらないほうがいいでしょう。イヤイヤやっていたらミスも出やすくなるでしょうし、いい仕事もできないでしょう。イヤイヤだと、ストレスを感じやすかったり、疲れやすかったりもするでしょう。何より、それだけ長い時間をイヤな気分で過ごすことになってしまいます。

 やるべきこと(特に、長時間やること)を少しでも楽しめるようになれるといいでしょう。




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