正しさよりも自分の気もち
幸せになる考え方としては
正しさよりも自分の気もちを大切にしたほうがいいのです。
いくら正しい考え方でも、
その時の自分に合った現実的なものでなければ役に立ちません。
正しい考え方が、かえって自分を苦しめてしまうこともあるのです。
自分ではどうしようもないことがあります。
自分にはできないこと、変えようのないこと、
人のこと、社会のこと・・・。
理想としてはできたほうがいい、
他の(力のある)人ならできるかもしれないが、
今の自分には無理なことを要求しても、
ただつらい思いをするだけです。
すぐにはできないことを今の自分に求めるのも同様です。
そのようなことは、
「(すぐには)できなくたっていいじゃないか」
「そのままでもいいじゃないか」などと
考えてしまったほうがいいのです。
完璧主義の人は少しでも問題があると、
理想的な解決を求めてしまいます。
すぐに解決できないとイライラしたりくよくよしたりしてしまいます。
現実として今の自分には無理な考え方や方法は、
いくら正しくても自分を苦しめるだけです。
それが簡単にできるくらいなら、くよくよなんかしません。
今の自分にできる考え方でなければ役には立たないのです。
「まぁいいか」「そのままでもいいよ」という簡単な考え方でも、
その場で自分ができれば少しはラクになれるのです。
今の自分(の気もち)を大切に、場合によっては
“いい加減”な考え方を選択できるようになることも、
人間としての成長だと思うのです。