一つの幸福感は一時的なものですが、
違う幸福感をつないでいくことで、
幸福感を持続させることができます。
一つの幸福感が残っているうちに次の幸福を感じればいいのです。
幸福はたくさんあります。
小さな幸福との出会いに気づけるようになれば、
幸福を感じられることはいろいろあります。
自分が今もっている幸福もたくさんあります。
そういう幸福を一つ一つ数える(幸福に思う)ことで、
幸福感をつなぐことができます。
私は外を歩いている時には、
幸福をつなぐことが習慣になっています。
自然(草花や木々の緑、鳥や虫などの動物、風、月や星)や
人(かわいい子供、素敵な人、微笑ましい親子連れやカップル)
などの目に見えたり感じたりできること、
深呼吸や背伸びや鼻歌などの動作、
自分が今もっている幸福を数える、
自分の夢や愛に関する幸福になれることを考える、・・・。
これらを一つ一つ幸福を感じながら続けていくと、
だんだん幸福な気分が確かになってきて、
「すごく幸福だなぁ」と思えてきます。
幸福をつないでいくとそのうちにネタが切れる
と思われるかもしれませんが、そうでもありません。
同じ幸福が何度でてきてもいいのです。
いくつかの幸福を巡って感じれば幸福感を持続することができます。
食事を例に考えてみるとわかりやすいかもしれません。
ご飯だけではすぐに飽きてしまうでしょう。
おかずがあるから飽きないのでしょう。
好きなおかずが多ければ、それだけ食事を楽しめます。
種類(味や素材や食感など)が違うおかずの組み合わせなら
バラエティがあっていいのではないでしょうか。
食事をする時にはいろんなおかずがあれば、
ご飯をはさんで違うおかずを順番に食べると思います(中には、
好きなものを先に食べたり、後に残したりする人もいますが)。
そのほうが飽きないし、いろんな味が順番に味わえていいのでしょう。
幸福感もいくつかの幸福を順番につないでいくと
あまり飽きないものです。
感じられる幸福の数と種類が増えれば、なおさらです。
また、ご飯を毎日食べても飽きないように、
毎日感じても飽きない幸福もあります。
同じ幸福を毎日、「幸福だなぁ」と思う習慣や、
感謝する習慣が身につけば、
それだけでもけっこう幸福に暮らせるようになれます。
幸福はたくさんあるのです。
自分が幸福を感じられるメニューが増えれば、
それだけいろんな幸福を味わえるようになります。
それらの幸福を順繰りにつなげるようになれば、
幸福を感じられる時間がさらに増えます。
幸福をつなぐことを一日中続けることはできないでしょうが、
一日の中に30分でも15分でも、
幸福な気持ちを持続できるようになると、
幸福を確かに実感できるでしょう。
幸福を飛び飛びにつなぐ感じでも、
けっこう幸福に暮らせていると思えるようになれるでしょう。
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