「自分を育てる」という目標をもたせるためには

 相手を幸せにするためには、本人が「自分を育てよう」という目標をもって努力するのをサポートするのがいちばんいいと思うのです。
 そのためには、相手がその気にならなければ始まりません。
 相手が「自分を育てよう」と思うようになるためには、どうしたらいいのでしょうか?

 これは、ちゃんと話をしてわかってもらうしかないと思います。
 話をするチャンスもあるかと思います。たとえば、相手が悩み苦しんだり不幸に陥っている時には、こういう考え方をすればラクになれる、自分を育てればそういう考え方ができるようになる、と説明しやすいでしょう。相手が「幸せになりたい」と思っているのなら、自分を育てることをすすめやすいでしょう。また、自分を幸せにしたいと思っている相手なら、お願いすれば聞いてくれるのではないでしょうか。
 いずれにしても、生きることに真剣に取り組めそうな相手なら、話はできると思います。

 本当は簡単な話ではありませんが、簡単に言えば次のようなことです。
・よりよく生きたいと思うのなら、幸せに暮らせたほうがいいでしょう。
・幸せに暮らすためには、まずくよくよしないほうがいいでしょう。そのためには、くよくよしない考え方を身につけたほうがいいでしょう。
・幸せに暮らすためには、幸せになれる方法を考え・実践し・幸せを感じられるようになることが肝心です。そのためには、それなりの(幸せになる)能力が必要です。
・そのためには、自分を育てる(幸せになる能力を向上させる)のがいいでしょう。

 このようなことを言っても、すんなりと納得してくれるとは限りません。
 「幸せなんて考えなくてもいいのではないか」「努力すれば幸せになれるというものではない」などと言う人もいるでしょう。
 中には、「こういう話自体したくない」と言う人もいるでしょう。
 「(幸せになるために)自分を育てる」という考え方を受け入れられない人も多いと思います。

 望ましいのは、「共に自分を育てて、共に幸せになろう」と思える関係です。そういう関係になれば、互いに自育をサポートし合え、互いに相手を幸せにすることを考えられ、きっと共に幸せになれるのではないかと思います。
 そういう関係になれる相手が見つかるといいのですが・・・。



   

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