しあわせ日記


10月21日(木)自分を変える決意と覚悟
 「自分を変える」ことは大変なことです。人生の中の一大事業と言ってもいいのではないでしょうか。
 生半可な気もちではできないでしょう。
 まず、「自分を変えよう」という強い決意が必要だと思います。

 自分を変えることは、そう簡単にはできないでしょう。
 それなりの覚悟が必要なのではないでしょうか。たとえば、
・相当の努力が必要なことを覚悟する。
・うまくできないこがあることを覚悟する。
・様々な違和感や抵抗があることを覚悟する。
・進歩は少しずつであることを覚悟する。
・進歩には波があること、壁があることを覚悟する。
・時間がかかることを覚悟する。

 と書くと、「私にはできない」と思ってしまうかもしれませんが。
・努力をすれば自分を変えることができる。
・心がければ、うまくできることもある。
・だんだん慣れてくればラクにできるようになる。
・少しずつでも進歩する喜びを感じられる。
・進歩に波があっても、長期的には進歩を続けられる。
・一生かけて自分を育てていけばいい。
 とも考えられます。

 強い決意と覚悟をもちつつ、ちょっと力を抜いて、あきらめずに努力を続ければ、少しずつ自分を変えていくことができるのではないでしょうか。




10月22日(金)なりたい自分?
 「自分を変える」ためには、どういう自分になりたいかをはっきりさせる必要があるでしょう。
 目標がはっきりしなければ、どうしたらいいかもわからないのではないでしょうか。
 「なりたい自分」を目標に、努力すればいいのでしょう。

 「強くなりたい」という人がいちばん多いのではないでしょうか。
 たとえば、動じない強さ、落ち込まない強さ、人間関係の強さ、意志の強さ、 我慢強さなどを身につけたいということでしょうか。
 強くなりたいという方は、「自分を強くするヒント」をご覧ください。

 他に、性格的なことでは「明るくなりたい」「わがままを直したい」という人もいるでしょう。
 「人とうまくつきあえるようになりたい」「話し上手聞き上手になりたい」などの対人能力を向上させたいという人もいるでしょう。
 言葉遣い/暴力/浪費/過食などの「悪いクセをやめたい」という人もいるでしょう。
 「自信をもちたい」という人もいるでしょう。

 他にも、いろんな「なりたい自分」があると思います。

 「なりたい自分」を考える際に、大事なのは、自分に合った「なりたい自分」を設定することだと思います。自分に合わない「なりたい自分」は、自分を苦しめるだけではないでしょうか。
 自分とはまったく違う「なりたい自分」にはなれないでしょう。自分がなれそうな「なりたい自分」を設定したほうがいいでしょう。
 また、完璧な「なりたい自分」ではなく、もう少しラクな「なりたい自分」(ある程度できればいい、多少問題があってもいい、など)を設定したほうがいいでしょう。

 自分らしい「なりたい自分」を目指して、努力していけたらいいのではないでしょうか。

 




10月23日(土)自分を変える方法?
 「自分を変えよう」「○○な自分になろう」と思うだけでは、そうなれることはまずないでしょう。
 どうしたら「なりたい自分」になれるか? その方法が必要でしょう。

 自分を変える方法の考え方の一つは、「(こういう時に)なりたい自分ならどうするか?」と一所懸命に考えることです。
 「こういう時には、こうすればいい(のではないか)」という方法を、より具体的・実践的に考えられるといいでしょう。

 自分の頭の中だけで考えていても、いい方法はなかなか浮かばないかもしれません。
 役に立ちそうな本やHPを探して、方法やヒントを見つけてみてはどうでしょうか。
 書いてある方法がそのまま使えそうなら、試してみればいいでしょう。
 自分には合わないと思ったら、それをヒントに「自分ならどうするか?」と考えてみれば、自分なりの方法を考えられるかもしれません。

 一つの方法だけでうまくいく(自分を変えられる)ことはめったにないでしょう。
 「○○な自分になれたらいいな。ではどうしたら?」と考え続け、いろんな方法を試して、自分の役に立つ方法を加えていけばいいのでしょう。

 自分を変えたいのなら、その方法を考える(時間をもつ)ことが必要なのではないでしょうか。



10月24日(日)試してみる
 自分を変えるため、○○な自分になるためには、「(こういう時に)こうすればいい」という方法を考えたら、それを実践することが必要です。
 当たり前のことですが、自分を変えられない人の中には、考えてはいるのだけれどもなかなか実践できないという人もいるのではないでしょうか。

 「実践する」というよりも、「試してみる」と考えたほうがいいでしょう。
 「試して、実感する」ことが大事だと思います。
 やってみれば、どういう感じがするかがわかります。(実際にやらなければ感じられないこともあるでしょう)
 やってみれば、案外簡単にできることもあるでしょう。少しでもできた時には、それを喜んだほうがいいでしょう。
 うまくできなくても、今後の努力しだいで、できるようになれそうだと思えれば、十分な成果でしょう。
 もし、自分には合わない方法だと感じたのなら、他の方法を探せばいいのでしょう。

 試した結果をどう考えるかが大事です。
 1回試してうまくいかないから、「この方法は役に立たない」「自分にはできない」「自分はダメだ」などと考えてしまうのは、自分のために良くないでしょう。
 「試してみよう」と考えてやれば、結果を前向きに考えられるのではないでしょうか。きっと「いい経験」にできるでしょう。
 はじめて実践する時には、不安もあるでしょうが、「いい経験をするつもりで、試してみよう」と考えれば、勇気を出してやれることもあるでしょう。

 とにかく、試してみて、実感し、その成果を今後に活かしていくことが大事なのではないでしょうか。




10月25日(月)はじめはできないのが当たり前
 「自分を変えよう」と思って、考えた方法を試してみても、うまくできないことが多いでしょう。
 「はじめはできないのが当たり前」ではないでしょうか。

 たとえば、自転車や自動車の運転を初めからうまくできる人はいないでしょう。
 こう操作してこう動かせばいい、と頭ではわかったつもりでも、実際には思うようには動かないでしょう。
 ハンドル操作が未熟でフラフラしたり、スピードのコントロールができなかったりして、恐ろしい思いもするでしょう。
 でも、あきらめなかった人はいずれできるようになったはずです。上達すれば運転が安定するし、自分の思うように動くようになれば運転がおもしろくなってくるし、まわりの景色を楽しんだりする余裕もでてくるでしょう。

 水泳やスキーなどでも同じでしょう。最初はうまくできなかったでしょうし、寒かったりつらかったりしたのではないでしょうか。
 水泳では、水を飲んだり、目や鼻や耳に水が入ったり。スキーでは、転んで痛かったり、板や靴が重くて歩くのも大変だったり。
 でも、続けた人はそれなりにできるようになり、楽しめるようになれたのではないでしょうか。

 自分を変えるための方法を試して、うまくできなくても、「はじめはできないのが当たり前」と考えたほうがいいのではないでしょうか。
 反対に、少しでもうまくできたら、素直に喜ぶことも大切だと思います。
 「できるのは当たり前、うまくできないのは(自分または方法が)ダメ」と考えるのは不幸になる考え方です。
 「はじめはできないのが当たり前、少しでもできたら、ヨシ、ヨシ」が幸せになる考え方だと思います。




10月26日(火)うまくできない時もある
 自分を変えようとした結果、うまくできることがあるでしょう。
 慣れて、工夫を重ねれば、だんだんうまくできるようになるでしょう。
 そうなれても、うまくできない時はあるでしょう。

 自動車の運転ができるようになっても、すごく狭い路はすぐにうまくは運転できないでしょう。スペースの無い場所への車庫入れや縦列駐車はうまくできない時があるでしょう。
 スキーで緩斜面で滑れるようになっても、急斜面やコブのある斜面ではうまくは滑れないでしょう。
 プールで泳げるようになっても、流れの速い川や波の荒い海では泳げないでしょう。

 難しい状況では、それ相応に上達しなければ、うまくはできないのです。
 人生の中の問題でも、対応が容易な問題と難しい問題があります。
 ある程度できるようになっても、「できない時もある」「(今はまだ自分にはできない)難しい場合(問題)もある」のです。
 難しい状況や問題に対応できないからと言って、「この方法は役に立たない」「自分にはできない」などと考えてあきらめてしまうのは、自分のためによくないのではないでしょうか。




10月27日(水)工夫がまだ足りない
 自分を変える方法を、工夫をしながら何度か試してみても、うまくいできないこともあるでしょう。
 そんな時に、「この方法はダメだ」「自分はダメだ」などと考えないほうがいいでしょう。

 一つの考え方は、「工夫がまだ足りない」です。
 やってみた経験を活かして、うまくできない原因を考えて、さらに工夫を重ねればできるかもしれません。
 どうしてうまくいかなかったのか? どうしたらうまくいくか? を一所懸命に考えればいいのではないでしょうか。
 たとえば、このHPに書いてある幸せになる考え方なども、そのまま使って違和感があったら、自分に合った言葉や言い方を工夫したほうがいいのです。

 もう一つの考え方は、「方法が自分には合っていない」です。
 自分に合う方法と合わない方法があって当然です。一つの方法が合わなければ、別の方法を探せばいいのです。
 今の自分にはできない方法でも、自分が変われば(成長すれば)できるようになることもあります。
 一つの方法が合わないからと、「自分を変える」ことをあきらめてしまうのは、自分のためによくないでしょう。


 「夢や目標に関する幸せになる考え方」に、「目標をもって努力するのがつらい」のページを追加しました。




10月28日(木)進歩を喜ぶ
 「自分を変える」努力をしている際に大事なのが、「喜ぶ」ことだと思います。

 試した方法が少しでもできたら、喜ぶ。その結果、(自分やまわりに)いい影響があったら、喜ぶ。
 (できない時があっても)できる時があるようになったことを喜ぶ。できる頻度が少しでも増えたら、喜ぶ。
 前よりも少しでもうまくできるようになったら、喜ぶ。
 「以前(たとえば、1年前/自分を変える努力をする前)に比べたら、少しは良くなった/進歩した」と思えたら、喜ぶ。

 自分を変える努力が続かない人の中には、できない時にはイライラしたり落ち込んだりして、できた時には喜べない人が多いのではないでしょうか。
 また、できない時のことばかりを思い出して、できた時のことを忘れてしまう人もいるでしょう。
 それでは、努力を続けたくなくなってしまうのもしかたがないでしょう。

 完璧主義や減点法の考え方は不幸になる考え方です。
 自分を変えるためには、幸せになる考え方を心がけるようにしたほうがいいでしょう。
 少しでも進歩したら、それを素直に喜べるようになれれば、自分を変える努力を続けていけるのではないでしょうか。




10月29日(金)一つ一つ
 「自分を変える」ことは、一つの方法だけではできないでしょう。いろんな方法の組み合わせによって上達していけるのでしょう。
 また、状況によって方法を使い分けることも必要でしょう。

 でも、自分を変える方法を試せるのは、一回の機会に一つか二つぐらいでしょう。いっぺんにいくつものことをやろうとしても、うまくできないでしょう。
 また、一時に意識できることは一つだけです。「これをしよう」「こういうふうにやろう」など、一つの事、一つのポイントだけしか変えることはできないでしょう。

 自分を変えるためには、役に立ちそうな方法を一つ一つ試して、さらに工夫しながら一つ一つ身につけていくものだと思います。
 一つ一つの進歩を喜びながら、少しずつ変わっていければいいのではないでしょうか。




10月30日(土)少しずつ
 自分を変えることは、「急にはできない」でしょう。
 努力を続けていても、進歩が感じられない時もあるでしょう。

 進歩には波があるように思います。
 私の経験から考えると、階段のような感じでしょうか。時々壁があって、それを乗り越えるとステップアップするようなイメージです。こういう進歩の過程ってけっこうあるような気がします。それについては、こんなふうに考えています。
 大きい波があって、その波全体は右肩上がりなのです。すると、それは階段型に近いのではないか、ということです。

 わかりやすいのは、紙に波をいくつか続けて横方向に書きます。その紙を45度反時計回りに傾けると階段型に近く見えませんか?
 要は、努力を続けていれば、波はあるが右肩上がりに進歩できるということです。
 進歩には波があってなかなか進まないこともあります。でも努力を続けていれば実力は少しずつついているのです。それがいい波と重なって現れた時に、ステップアップしたように感じられるのではないか、ということです。

 急には変われないけど、「少しずつ変わっていける」と考えられるといいでしょう。

 自分の進歩を感じる方法としては、「1年前の自分と今の自分を比べる」方法があります。
 努力を続ければ、「1年前に比べたら、少しは良くなった」ときっと思えるでしょう。
 そうすれば、「これからも、少しずつ進歩していける」と考え、少しずつの進歩の喜びを感じながら、努力を続けていけるのではないでしょうか。




10月31日(日)力を抜いて続ける
 自分を変えるためには、「○○な自分になろう」という努力を続けていくことが大事なのだと思います。
 「自分を変えることなんてできない」と、あきらめてしまえば、それまでです。
 それが「自分はダメだ」と思うことにつながってしまうかもしれません。

 「自分を変えなくちゃいけない」と、力が入りすぎると、うまくできない時に、自分を責めたり落ち込んだりしやすいのではないでしょうか。
 少し力を抜いて、「○○な自分になれたらいいな。(ではどうしたら?)」「今はまだできないけど、努力を続ければ少しずつできるようになる」のような考え方ができたら、と思います。

 うまくできない時には、「まだまだ未熟だなぁ」と頭をかいて笑ってしまうぐらいでもいいのではないでしょうか。

 自分を変えることは急にはできないでしょう。
 時間をかけて、「一つ一つ、少しずつ」(自分がなれそうな)“なりたい自分”に近づいていければいいのではないでしょうか。
 その進歩の過程を少しでも愉しみながら続けていけたら、なおいいでしょう。


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