しあわせ日記

4月11日(火)3Hの考え方
 少し前向きな幸せになる考え方「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」を考え直してみようと思います。
 別に「ハオハオ」「ホープホープ」「ハウハウ」という言葉を使いましょう、ということではありません。幸せになる考え方のパターンを、覚えやすく表現しただけです。

 幸せになれない人は、現状に不満を抱いているだけや、起こったことに一怒一憂するだけや、不幸を嘆くだけで日々を過ごしています。そこまで極端ではなくても、それに近いことは誰にでもあると思います。

 不満や怒り不安や不幸などの気もちをなるがままにしておくのではなく、現実は現実として受け入れた上で、自分がどうしたいかをはっきりさせ、そのためにはどうしたらいいかを考えるというのが、「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」の考え方(以後、3Hの考え方)です。「3Hの考え方」というのも変な言い方ですが、略語として使いたいと思います。

   「現実は現実。○○たらいいな。で、どうしたら?」

 こんな感じの考え方だと思ってください。あとは、実際に試して、自分なりにアレンジしてもらえばいいと思います。



4月12日(水)「ハオハオ」
 イヤなことがあった時や何かの問題で悩ましい時には、なかなかすぐには前向きな考え方はできません。少しでもイヤな気もちや悪い気分を軽くできたら、幸せになる考え方がしやすくなります。

 3Hの考え方の第一ステップ「ハオハオ」は、現実を受け入れることでイヤな感情を鎮め、次のステップに進みやすくします。

 「こういうこともある」「現実は現実」「しょうがない」「こんな人もいる」「世の中にはイヤな人もいる」「小さいことだ」「1年たったら忘れてしまうこと」「私には、こういう時にイヤな気持ちになるクセがある」「今はまだできない」「うまくできないこともある」「今はわからない」「そのままでいいよ」「今はつらくてもしかたない」「他にも同じ経験をしている人はいる」「いい経験」「なるようになる」「まぁ、いいか」「ハオハオ」などと、ひと言でも(心の中だけでも)自分から言うことができれば、だいぶラクになれます。

 さらに幸せになる考え方をするために、すかさず次のステップを続けます。完全に気分をよくしてからでなくても、次に進みます。そこがコツだと思います。そして、それは習慣になれば自然にできるようになります。それまでは、3Hの考え方を意識して心がける必要があります。

 自分のイヤな気もちに気づいて、幸せになる考え方をしよう、と思ったときに、3Hの考え方を試してみよう、と考えてみてはいかがでしょうか。



4月13日(木)「どうしたい?」
 「ハオハオ」の次のステップは「ホープホープ」です。現状を受け入れた上で、希望を見いだすことです。

 多くの人は、今抱えている問題を解決することだけを考えがちです。ところがそれは簡単にはできません。過去の事は変えられないし、人を変えることは極めて難しいし、環境も簡単には変えることはできません。そういうことでは、希望も持てません。

 いろんな希望が持ち方があると思います。
 1つは、今のイヤな気もちや悪い状況は、いつかは良くなる、という希望です。いつまでも今のままが続くのではないということがわかれば、ラクになれます。
 もう1つは、やりたいことや目標や夢など、幸せになれる希望です。今の問題の解決も1つの目標ですが、まったく別の事でもいいのです。自分の夢があったり、幸せにしたい人がいるのなら、そのことに関する希望を想えばいいのです。
 「ホープホープ」のヒントも参考にしてください。

 要は、自分がどうしたいか、です。それがはっきりすれば、そのための方法を考えることができます。何かにイヤな思いをしたり不満をもったりして、怒ったり不平を言うだけでは幸せになる考え方はできません。
 希望が持てれば、前向きに考えやすくなります。



4月13日(金)「どうしたら?」
 イヤな事があってイライラしたり怒ったり誰かや何かのせいにしたり、不満なことを思ったりグチを言ったり、不遇な環境を嘆いたり、うまくいかないことに落ち込んだり自分を責めたり、・・・それだけで終わらせてしまっていたら、イヤな気分になるだけで、いつまでも同じことの繰り返しになってしまいます。

 どうしたら、問題が解決できるか。どうしたら、うまくいくか。どうしたら、ラクになれるか。どうしたら、いい気分になれるか。どうしたら、やりたいことができるか。どうしたら、幸せになれるか。・・・「どうしたら?」と考えることが前向きな考え方であり、落ち込まないための考え方でもあります。

 「自分には悪いことばかり」「何もかもうまくいかない」「自分はダメだ」「私は不幸だ」などと考えたら、だれでも落ち込んでしまいます。幸せに暮らすことができなくなってしまいます。
 幸せになれない人の中には、「どうしたら?」と一生懸命に考えない人が多いように思います。
 また、「どうしたら?」の考え方がワンパターンでヘタな人もいます。

 「どうしたら?」にもいろいろなヒントや考え方があると思います。
 「ハウハウ」のヒントも参考にしてください。

 希望を持ち続け、そのための方法を探し・考え続ける。そういう姿勢が大切なのだと思います。希望を持って努力を続けている限り、不幸にはならなくてすみます。工夫をしながら「どうしたら?」と考えれば、いろんな答えが見つかるのではないかと思います。



4月16日(日)簡単な使い方の例
 簡単な3Hの考え方の使い方の例。

「イヤなことがあった」
  こういうこともある。いいこともあるさ。さぁ、何をしようか。
  小さいこと。1年たったら忘れてしまうことだ。
    こんなことよりもっと大事なことを考えよう。
  また、いつものクセでイヤな気もちになってる。まぁ、いいか。
    それよりいい気もちになれることをやろう。

「人がイヤなことをした」
  こういう人もいる。こんな人のためにイヤな思いをするのは損だ。
    何か楽しいことでも考えよう。
  自分と合わない人もいる。私には幸せにしたい人がいる。
    幸せにしたい人のことを考えよう。

「近々やることが不安」
  不安があるのは当たり前。ベストをつくすしかない。
    うまくいくことを考えよう。
  不安は注意信号。何かまだできることがあるかもしれない。
    今できることはなんだろうか?

「失敗してしまった」
  まぁ、こういうこともある。今度はきっとうまくいく。
    何か気分転換でもしようか。
  今はつらくてもしかたがない。
    いい経験にしよう。この失敗から学べることはなんだろうか?

 あくまでも例です。こんな感じで最後は幸せになる考え方までもっていけたら、と思います。
 すぐに毎回うまくできるわけではないと思いますが、3Hの考え方の心がけを続ければだんだんできるようになると思います。



4月17日(月)問題はあっても
 誰でも、多かれ少なかれ、大きかれ小さかれ、何かしら問題は抱えています。

 「この問題があるから(幸せになれない/幸せに暮らせない)」と考えるのは、幸せになる考え方ではありません。「××だから」とすぐに言い訳を考えて何もしないのも同様です。このような意識はなくても、いくつかの問題があるために一日中不幸に暮らしている人も同様だと思います。

 「問題はあっても幸せに暮らせるはず」と考えたほうがいいと思います。
 小さな問題ならある程度は幸せに暮らせるはずです。大きな問題があっても、少しは幸せな時間を持てるはずです。少なくとも、悩む時間を少しでも短く、苦しむ程度を少しでも軽くすることは、心がけしだいでできるはずだと思います。

  「問題があるのは当たり前。
    問題があってもそれなりに幸せに暮らせるはず。
     では、どうしたら?」

 これも「3Hの考え方」です。
 問題があることを受け入れることが大事。希望を持つことが大事。前向きに考え続けることが大事なのです。



4月18日(火)もう2つの望み
 何か問題を抱えている場合、ふつうは「その問題を解決したい」とだけ望みます。
 そのためにその問題がすぐに解決できないと悩み苦しむことになってしまいます。

 もう1つ「その問題でできるだけイヤな気分にはなりたくない」という望みを持つことをおすすめします。この望みを忘れないようにすればいいのです。
 もしその問題を考えてイヤな気もちになっていると気づいたら、そこで考えます。

  (今は)どうにもならないことではないだろうか?
     そうなら、今考えるはやめよう。
  考え過ぎではないだろうか?
     そうなら、少し休もう。またあとで考えよう。
          他のことをしよう。気分転換をしよう。
          もう少し力を抜いて考えよう。
  考え方が悪いのではないだろうか?
     他にいい考え方があるのではないか?
     考えるヒントを探してみよう。

 もう1つ「自分を育てたい」という望みがあれば、「これもいい経験になるはず」「何か学べることがあるはず」と考えることができ、その問題に対して違った姿勢や考え方ができると思います。

 私はここ数年、「幸せに暮らしたい」という日々の目標と、「自分を育てたい」という人生目標を意識して生活することを心がけています。それが少しずつできるようになっています。



4月19日(水)考えるヒント
 「どうしたら(自分の望みを達成できるか)?」と考えても、なかなか答えが出ない難しい問題もたくさんあります。私が使う考えるためのヒントや方法をいくつか紹介します。

 すぐにできそうもないことは「時間をかける」ことを考えます。時間をかければできることはたくさんあります。時間をかけることを前提とすれば、できる方法も広がります。できると思えれば、もう悩まずにあとはやるだけです。

 とにかく「今できること」を考えます。大きなこともスモールステップに分けていき、今できることにします。いくら考えても何もしなければ永遠にできません。とにかく少しずつでも前へ進んでいれば希望を持ち続けられます。ゴールまでの途は完全には見えなくても、前へ歩きながら探せば(歩きながら考えれば)いいと思います。

 自分の頭の中だけで考えると、行き詰まったり、同じ考えの繰り返しになったりしてしまいます。そんな時には「考えるヒント」を探します。私の場合には関係ありそうな本を読むことが多い。私には、いいヒントを与えてくれる私の定番の本が何冊もあります。最近は、このホームページの中にヒントを探すことがよくあります。自分で書いていても忘れていることや新しいことに応用できることがあります。ただ考えるよりもヒントを探し回りながら考えたほうが、今までの自分になかった答えが見つかります。

 いちばんのヒントは「考え続けること」だと思います。すぐに答えが見つからなくても、あきらめずに考えます。長時間考えることではなく、短時間集中して考えたら中止し、他のことをしてからまた考えます。何度でも何度でも考えます。あきらめなければ、きっといつかはなんらかの答えが見つかると思います。

 すぐに答えが見つからなくてもハオハオ。考え続ければいつか答えは見つかる。どうしたら、答えが見つかるだろうか?



4月20日(木)心の姿勢
 現実を受け入れた上で、希望をはっきり持ち、どうしたらいいかを考え続ける。というのが「3Hの考え方」です。

 人生の中にはいろいろなことがあります。人は誰でもそれぞれの問題を抱えて生きています。それがどのようなものであっても、現実は現実です。
 これからの人生にはいろんな可能性があります。自分にとっていちばんいい可能性を見つけられるのは自分です。
 自分の人生をいい方向に変えていけるのは、誰よりも自分です。自分の望みに少しでも近づけるように努力していくだけです。

 「3Hの考え方」の要は、“心の姿勢”だと思います。
 ちゃんと足元を確認した上で、顔を上げて目標を見ながら、一歩一歩前進していく。こういう姿勢が大事なのだと思います。足元を見ないのも、目標を見ないのも、前進しないのも、それぞれ問題があります。
 希望を持ってそれに向かっている時には、人は不幸になりにくく、幸せでいやすいのだと思います。

 自分の“心の姿勢”を良く保つために、できるだけ幸せでいるために、「3Hの考え方」を試してみることをおすすめします。

ハオハオの広場   ハオハオの森もよろしく