しあわせ日記

12月1日(月) 地球温暖化
 地球温暖化防止会議が、きょう京都で始まりました。
 地球が少しずつ温暖化しているようです。地球温暖化により、海面が上昇して陸地が水没したり、異常気象が心配されています。

 すごく長い目で考えれば、太陽にも寿命はあるし、地球に住めなくなる日は必ずきます。人類滅亡の時も来る、と私は思います。
 だからといって、それを怖がったり、投げやりになることはありません。

 その前に、人には寿命があります。同様に、死を恐れたり、人生をムダと考えるのは不幸なことです。限りのある人生だから、より幸せに暮らしたいと考えます。
 もちろん、自分の寿命を自ら縮めるようなことは避けます。かといって、健康に気を使いすぎて、人生を愉しめないのは問題です。

 人類は自ら、自分たちの寿命を縮めてしまうのでしょうか?
 それほど愚かではないから、環境問題を考える人が増えているのでしょう。自分たちの幸せな環境について考えるだけでなく、自分の子供たちや人類の幸せを考えることも大切なのでしょう。
 将来の多くの人たちの幸せを考えることも、自分の幸せとして考えられたらいいな、と思います。

 今は、自分にできることを少し考えてみようと思います。自分にできる小さなことがあると思います。



12月2日(火) 夢がない小中学生
 読売新聞・神奈川版には、「学校新聞から」という連載があります。
 きょう整理したスクラップに、11月25日の「ずーむin2くみ」(川崎市立高津中2年2組)があった。
「将来の夢がありますか?」とのアンケートに、
37人中、イエス16人、ノー21人。
夢の内容はみんな職業らしい。スペーツ選手、保母さん、自衛隊員、教師、DJ・ラッパー、など。
 中学生で夢を持っていない人のほうが多いのは、どうしてだろう?
 このホームページのアンケートでは、70%の人が将来の夢がある、と回答している。
 最近では小学生でも、夢がない、と答える子がいるという。

 私は、「夢がないのは、その人の想像力が足りないだけ」と書いている。小中学生はまだ未熟で、自分の夢を想像する能力が足りないのだろうか?
 夢を持てないもう1つの理由は、あきらめが早いこと。

 小中学生で夢がないというのは、不幸なことではないだろうか? 本人たちはそうでもないのだろうか?
 若い人に夢がないのは誰のせい? 社会のせい? 世の大人のせい? 教育のせい? 親のせい? 自分のせい?

 なんかもったいない気がする。夢を持つだけなら、何もしなくてもいいし、お金も時間もいらないのに。(ふまじめ?)
 夢を持っているのと、夢がないのでは、ずいぶん違うと思うのだけれど・・・



12月3日(水) 格下げ
 きょう、今週の人生相談「今の自分に満足できない」を開始しました。

 おもしろいことがない、夢も希望もない、愛が足りない、生きている実感がない、などの思いを抱いている人が多いのではないか?

 「幸せですか?」と聞かれれば、「はい」。
 「幸せに暮らしていますか?」には、「いいえ」。
 このような人が多いのではないか?

 最近、このようなことを考えていました。
 思いついたのが、「今の自分に満足できない」というテーマです。

 人生相談のスクラップの中から該当するものを引っ張り出し、自分に満足できない理由を抽出して、まとめてみました。
 読み返してみると、すでにこのホームページの中で扱っていることばかりのような気がしました。特に、8月の「なんのために生きるのか」、9月の「幸せになれない」。
 実は、今月の人生相談にするつもりで書きました。「これは1ヶ月もたない」と考え、今週の人生相談に格下げしました。
 そんなわけで、今月の人生相談は、まだ未定です。

 そもそも、幸せとか、夢とか、愛(人を幸せにする)とか、生きる価値とか、ほとんど考えないで暮らしている人のほうが多いのでしょう。
 このホームページに来てくださる方は、違いますね。
 少しでもお役に立てれば、幸いです。



12月4日(木) 「41歳寿命説」
 本棚の中にある1冊の本のタイトルが目についた。「41歳寿命説」(西丸震哉・情報センター)。

「昭和34年以降に生まれた日本人の平均寿命は41歳になる」

 という、すごい結論のまじめな本です。日本人の食生活と日本の環境を考察した上で、このような結論を出しています。
 世界一の平均寿命を誇る日本で、よくこんな本を書いたものです。(出版されたのは1990年) 逆に、そんな日本に住む人たちに何か警鐘を鳴らすために書かれたのでしょうか? 例えば、飽食の戒め、環境を大切にする、など。

 ところで、この「昭和34年」と「41歳」という数字がなんかあやしい。
 本の中には、「昭和34年をわれわれの生活条件が変化した年とすると、この"薄いガス室"では、平均的な能力の人で41年プラスマイナス2年間、生存が可能である」と書いてある。
 昭和34年生まれの人が41歳になるのは、ちょうど西暦2000年。
 やっぱり、いかにもあやしい。

 ちなみに、私は現在41歳。以降は、儲けものの人生?
 明石家さんまさんの好きな言葉。「生きてるだけで丸儲け」
 私は、「生きていて幸せ」って、週に3・4回は幸せを感じます。

 きのう・きょうと寒い日が続いています。カゼなどひかないように気をつけてくださいね。



12月5日(金) カウンセリングを学ぶ
 昨夜放送の「青春探検」(NHKテレビ)をビデオで見る。
「他人を癒すか自分を癒すか〜カウンセリングを学ぶ女性たち」。

 カウンセリングを学ぶ人が増えているという。特に女性に多いらしい。
 原田宗典さんが、あるカウンセリング学校に通う女性たちを取材。

 自分のことがわからないから、自分のことをよく知りたいから、カウンセリングを学ぶ人が多いようだ。よくわからない悩み(つまらない、何がやりたいかわからない、なんとなくイライラする、やる気がしない、つっぱしってしまうことがある、など)。自分のわがまま・自分勝手な性格を直したい。自分の過去の経験(摂食障害)から。人の心に興味がある。人によく相談される。
 いろいろな人がいる。

 石井亮子さん(27歳)は、アルバイトをしながら、学校に通っている。今までの「〜しなくちゃいけない」という生き方から脱却し、とりあえず好奇心でカウンセリングを学び始めたという。やりたい勉強をしているから今は幸せ、と言う。

 原田宗典さんは、「自分がわかったからといって、自分の明日につながっていくのかなぁ?」「(自分のことは)ずっとわからないんじゃないのかなぁ?」と疑問をぶつける。「自分のやりたいことや目標が見つからなくて、あせったり、悩んでいる人が多くなっている」「心を学ぶことで、自分探しをしている」のでは、と考える。

 私も少しカウンセリングを勉強した経験がある。自分(の心)が少し客観的に見られるようになった。自分を見つめるという作業ができるようになった。そのことが、自分を育てるために大いに役立っていると思う。

 カウンセリングは受ける人だけでなく、カウンセラー自身も癒されると言われる。
 カウンセラーには、自ら心の痛みを知った人がなったほうがいいと思う。
 カウンセラーにならなくても、人の話をよく聞けることは、人を幸せにする方法の1つであり、自分の幸せになる方法でもある。
 カウンセリングを学ぶことはいいことだと思います。幸せになる能力を養成するのに役立ちます。
 人の話をよく聞くこともやさしいことではありません。ましてや人の悩みを聞くのはなおさらです。カウンセリングを学ぶ人にもおすすめの幸せになる方法は「ハオハオ」です。



12月6日(土) バスケットの納会1日目
 きょう・あすは、バスケットの納会(今年の練習はこれが最後)。山中湖に行く。9時に着くと、中腹まで雪を頂いた富士山がきれいに見える。やっぱり富士山はいい。
 納会はここ数年、土曜の午前・午後、日曜の午前と、バスケットの練習をするので、ほとんど合宿と変わらない。参加は、男15名、女11名。
 この季節に山中湖周辺は寒いのだが、体育館に暖房があるところなので、ノープロブレム。

 練習後の風呂は、「極楽、極楽」状態。疲れた手足を目いっぱい伸ばす。お湯は透明だが、ちゃんとした温泉。
 そして、練習後の風呂上がりのビールが最高!

 納会では、ビンゴ大会が恒例になっている。ハズレなしで賞品が当る。いつもクジ運の悪い私が、今回は4人目のビンゴ。NBAソニックスのバスタオル(私の好きな緑のヤツ)をゲット。ちょうど新しいバスタオルが欲しかったし、単純に大喜びしてしまった。

 飲み会の最後は、"せんだみつおゲーム"で盛り上がった。罰ゲームは、ウィスキーをストレートで飲まされる。最初に酔っぱらった1人が間違えを連発し、つぶれてしまった。
 私が寝たのは、1時半。



12月7日(日) バスケットの納会2日目
 朝6時前に目覚めたが、雨だれの音が聞こえる。窓から外を覗くと、空を雲が速く流れている。小雨が降ったりやんだりしているようだ。今朝は散歩はやめる。
 「それでは」と、風呂場に向かう。湯かげんをみると、相当にぬるい。それでも、朝風呂に浸かる。浴槽の中でゆっくりと脚を中心にストレッチングをすると気持ちがいい。さすがに脚に疲れと張りが残っている。

 朝食の時に、東のほうの山裾から虹が立ち上がっているのが、窓から見えた。久しぶりに虹を見ました。それも、朝の虹を。見たいと思ったから、見られたのかなぁ(?)。

 午前中にバスケットの練習をし、またお風呂に入ってから、昼過ぎに解散。
 私は仲間6人と、山中湖畔でお昼を食べてから、帰ってきました。
 楽しい2日間でした。



12月8日(月) 自由
 きょうの「思春期放送局」(NHK教育テレビ)のテーマは、「私たちって本当に自由?」。番組では、中高生が学校生活について意見を言っている。私は、その内容に関係なく、中高生の言葉を拾ってみる。

 興味がない、そんなに期待していない、どうせムリだと思う、どうせ何もできない、やりたくない、めんどくさい、エネルギーを使いたくない、しんどいことはイヤ、ラクなほうがいい。

 これらが全面的に悪いこととは思いません。ただし、すべてのことに関してこのようではまずいと思います。自分がやりたいこと・自分にとって大事なこと・やらなくてはならないことに関しては、できることを期待して努力したほうがいい。

 テーマの「自由」についての意見。
「今は自由。でも、自分が本当にやりたいことがない」
「自由だと迷ってしまう。決まっていない不安がある」
「みんなといっしょのほうが安心、ラク」
 このような否定的な意見がある反面、「自分の個性を出したい」と考えている人は多いようです。
 1人の男子高校生が、「自由とか権利は、何かをした時に見つかるもの」と言った。何もしなければ、自由も権利も、迷いや不安の種にしかならないということだろうか。

 司会の笹野みちるさんが、番組の最後に言った。
「『今・ここを、大事に生きる』と気づいた瞬間に人はガラッと変わる」

 迷うのは自由だから。どうせ迷うのなら、自分のやりたいことたくさんの中から、自分のたくさんの幸せの中から、選ぶために迷いたい。自由なのは幸せなこと。
 「自分(のやりたいこと・の幸せ)がわからない」は、今月の人生相談のテーマです。このテーマは、若い人だけに多い問題ではないと思います。



12月9日(火) 人に嫌われている?
 今夜の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ)のテーマは、「私が人に嫌われているのではないかと疑う時」。次のようなものがありました。

・ 友達が知らないうちに結婚していた時
・ 忘年会の2次会へ行く途中で、みんなにまかれた時
・ 旅行で部屋に戻ると、みんなが自分を残して先に風呂に行っていた時
・ 友達に電話をかけたら、使われていなくなっていた時
・ 人が遊びに来てくれない

 ここに出てきたものは、人が何かをしてくれなかった、というものばかりです。
 「好かれていない」とか「関心を持たれていない」と考えるのなら、まだ少しはわかりますが、「嫌われている」と考えるのはどうかと思います。
 また、実際に相手がどう思っているかは、わからないことです。

 そもそも自分は、いつも人を誘ったり、小まめに連絡をしているのでしょうか?
 自分から人に働きかける人は、人が何かをしてくれないから自分は嫌われている、と思うことは少ないように思います。

 人の思っていることのように、はっきりとわからないことは、自分のいいように考えられたほうが、自分にとって幸せだと思います。



12月10日(水) 深い河
 「深い河」(遠藤周作・講談社)を読み終えました。先月24日に「遠藤周作・最後の旅〜『深い河』・そしてインドより」(NHKテレビ)を見て読んでみようと思いました。

 人生について深く考える人がインドに行く、という話をよく目にします。インドには何があるのでしょうか?

 「深い河」には5人の主人公が登場します。それぞれ別の人生があり、4人がインド・ツアーでいっしょになります。それぞれの目的を持って。その時、もう1人は既にインドにいます。

 深い河とは、ガンジス河のことでしょうか。生と死が共存する聖なる河。
 深い河とは、何かの象徴でしょうか。絶え間なく流れ続ける河。

 人はなぜ旅をするのでしょうか?
 新たな経験をするため。日常と違う時間を持つため。何かの出会いを期待して。幸せを探すため。自分探しのため。

 幸せ探し・自分探しの方法はたくさんあります。インドへ行くこともその1つなのでしょう。でも、出会いを感じられるのはその人しだい。出会いを大切にして自分の幸せに活かせるかどうかも本人しだい。


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