しあわせ日記

彼も人なり我も人なりの幸せ

 『彼も人なり我も人なり』
 「彼も我も同じ人間である。他の人にできることが自分にできないことはない。一生懸命に学べば、聖人賢者の域にも達することもできる」

 同じ人間です。誰かにできること(の大半)は、自分にもできる可能性はあるのです。
 できないのは、やったことがないだけだったり、やり方を知らないだけだったり、要領やコツがわからないだけだったり、訓練が足りないだけだったり・・・やればできる、やり方を聞けばできる、要領やコツをつかめばできる、訓練すればできるようになる、というようなことが多いのではないでしょうか。

 『人生には難しそうに思えることがたくさんある。
  だが、大半は簡単なことの積み重ねでできる』 本多時生

 人間、誰にでも、欠点もあるし、苦手なこともあります。誰でも、間違うこともあるし、調子が悪い時もあるし、気分が悪い時もあるし、悩むこともあるし、落ち込むこともあるでしょう。
 その一方、誰にでも、いい所もあるし、やさしい心もあるのではないでしょうか。

 まわりの人に欠点や苦手があっても、「彼も人なり」「あの人もふつうの人間」と考えれば、そんなには嫌にならないでしょう。
 人がミスをしたり、調子が悪かったり、悩んだり、落ち込んだりしていても、「彼も人なり」「あの人もふつうの人間」と考えれば、少しは寛容になれるのではないでしょうか。

 同様に、自分に欠点や苦手があっても、「我も人なり」と考えれば、「(今は/ここは)しかたがない」と思えるでしょう。
 自分がミスをしたり、調子が悪かったり、悩んだり、落ち込んだりしていても、「我も人なり」と考えれば、少しは寛容になれるでしょう。

 そんなに偉い人にはなれなくても、着実に自分を育てていけば、幸せな人にはなれるのではないでしょうか。
 幸せそうな人がいたら、『彼も人なり我も人なり』と考えれば、自分も幸せになれると思えるでしょう。



   

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