しあわせ日記
しきたりに従うか
「日本人の国民性調査」(統計数理研究所)より、
あなたは、自分が正しいと思えば世のしきたりに反しても、それをおし通すべきだと思いますか、それとも世間のしきたりに、従った方がまちがいないと思いますか?
「おし通せ」20人、「従え」37人、「場合による」40人。
「自分が正しい」と思うのなら、しきたりに従うことなく、おし通してもいいのでしょう。
そのことで、人がどう思おうが何を言おうがかまわないというのなら、それでいいのではないでしょうか。
「世間のしきたりに従った方がまちがいない」と思うのなら、それに従えばいいのでしょう。
自分の考えを無理しておし通さなくてかまわないというのなら、それでいいのではないでしょうか。
もちろん、時と場合と事によって、自分の考えをおし通すか、しきたりに従うかを決めればいいのでしょう。
その時々に判断すれば、それでいいのではないでしょうか。
12月12日が誕生日の小津安二郎(1903年生まれ)の言葉。
『どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、
芸術のことは自分に従う』 小津安二郎
どうでもよいことには、あまり気や時間を使わないでいいのかもしれません。
我を通さずに、常識や人の意見に従ったほうがいいこともあるでしょう。
その代わりに、自分が大切にしたいことには、とことんこだわってもいいのではないでしょうか。