読書日記

  幸福とは旅する方法にある

 『まことの幸福は自己の内面より』(ラシャペル・アンドレ)より、
 幸福とは行先ではなく旅する方法にあります。
 旅の成功はたいてい準備にかかっています。準備には物的なものだけでなく、旅人の心の状態も含まれます。
 自分自身を知り、自分の能力と限界を受け入れるほど、旅はそれだけ楽しくなるでしょう。
 幸福は、最終的にどこにたどり着いたかではなく、どういう生き方をしたかによるのではないでしょうか。
 よく、人生は旅に例えられます。旅をする目的は、目的地に行くことではなく、旅の過程を楽しむことです。結果だけを考えれば、「どうせ家に戻ってくるのなら、行っても行かなくても一緒」ということになってしまいます。

 旅を十分に楽しむためには、いい準備をしたほうがいいのでしょう。
 どういうコースを通ってどことどこに行くか。途中で何を見て、何を食べて、どういう所に泊まるか。何を持っていくか。何を着て行くか。どういうペースで行くか。誰と行くか。
 いろいろ考えて、それなりの(物と心の)準備ができるといいのではないかと思います。

 あてのない旅を楽しめる人もいるのでしょうが、ふつうの人は事前に考えて準備したほうがよさそうです。
 それに人生という旅は一度しかないのです。大切によく考えたほうがいいのではないでしょうか。

 大事なのは、自分に合った生き方(人生という旅の方法)を選ぶことなのでしょう。
 そのためには、自分自身をよく知り、自分に可能で、かつ、自分が好む行き先と道を選び、自分が楽しめるぐらいのマイペースで進めるといいのではないかと思います。



   

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まことの幸福は自己の内面より』ラシャペル・アンドレ

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