人の顔がそれぞれ違うように、人の心もそれぞれ異なる。世に自分と反対の思想意見を持つ者があるのは当然のことである。世の中にはいろんな人がいます。そして、それぞれの考えでそれぞれに生きています。
まして何らかの感情や行きがかり上、意地で反対する人もあるのだから、たとえ自分の意見がいかに正当、優越であっても、全部の人を残らず自分の味方ばかりにすることはできないはずである。
また一歩進めて考えれば、反対があるために自分の主張がよく検討され、洗練されて進歩するのだから、むしろ反対党や反対者がいるのを歓迎すべきである。
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