読書日記

  人生には無駄がない

 PHP12月号の特集は『気持ちが軽くなる心の整理術』。
 吉行和子さん(女優)は、
 何時間にも及ぶ手術とその後の闘病生活。でも、不思議ね。そんな時でさえ私は落ち込まなかった。一つには、半世紀もの間、喘息の苦しさに耐えてきたということもあります。すっかり我慢強い人間になっていたんですね。
 その時、思ったんです。どんなに辛い体験も、その後の困難を乗り越える力になるんだって。病気の経験ですら役に立つのだから、つくづく人生には無駄がありません。
 苦しい経験はその分だけ人を強くするのでしょう。
 苦しんだ経験が少ない人は余計に辛く感じ、中にはすごく落ち込んだり自暴自棄になったりして余計に不幸になってしまうこともあるでしょう。
 すごく苦しんだ経験がある人は、ある程度は耐えられるし、やがて平穏なときが来ることを信じて頑張ることができるのではないでしょうか。

 『苦しみは人間を強くするか、それともうち砕くかである。
  その人が自分のうちに持っている素質に応じて、どちらかになる』 ヒルティ

 困難を乗り越えるためには、「人生には無駄がない」「すべてのことはいい経験」のように前向きに考えられるといいのでしょう。
 また、どんなに不幸な経験も時間をかければ「不幸を幸せに変える」ことはできると思います。

 自分の人生の一つ一つ経験を大切にして、“柳に風”流のしなやかな強さを身につけていけたらいいのではないでしょうか。



   

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