読書日記

  頑張り方

 『始めるのに遅すぎることなんかない!』(中島薫)より、
 頑張ってもだめなときは、頑張り方を変えてみよう。

 頑張っているのに結果が出ないというときは、一生懸命歩いているのにいっこうに目的地に着かないというときと似ています。それは歩くのが遅いからというのではなく、いま歩いている方向がひょっとして間違っているのではないかと考えてみるのです。

 あたりかまわずただがむしゃらに進むばかりではなく、つねに「この方向で正しいのか」と確認しながら、余裕を持ってゆったり進んでみましょう。
 そして、あれ、おかしいなと思ったら、いつでもちょっと立ち止まって、考え方や視点を変えてみたり、人に相談してみるということが大事になってくるのです。
 基本的には、頑張ったらそれなりの結果が出るものです。
 いくら頑張ってもいい結果に結びつかないとしたら、頑張り方が悪いのかもしれません。
 今までの努力のやり方を見直し、問題点を改善したり新たな工夫をしたりできるといいのでしょう。

 また、頑張り方の方向性を見直したほうがいいのかもしれません。
 そのためには、まず、自分の目標(の位置)を再確認することでしょう。そして、今の努力の方向は目標にちゃんと向かっているかを考えてみて、ズレていると思うのなら進路を変えることができればいいのでしょう。

 自分が先人の通った道を進むのなら、その道を(地図や旅行記のようなもので)調べられるといいでしょう。また、その道を通ったことがある人に聞くことができれば、確かな方向がわかるのではないでしょうか。(先人が通ったことがない道をゆく人は、自分を信じた方向に進んで自ら道を切り拓くしかありませんが・・・そういう人は少ないでしょう)

 頑張り方の速度と方向と同様に、努力の質と量を考え直してみるのもいいでしょう。
 結果に結びつかないのは、努力の質の足りないのか? 努力の量が足りないのか? 努力の質を向上させるためにはどうしたらいいか? 努力の量を増やすためにはどうしたらいいか? などと考えてみれば、頑張り方を変えられるかもしれません。

 いずれにしても、努力に結果がついてこないということは、努力のやり方や頑張り方に問題があるからと考え、今までのやり方を改善する努力や工夫が大事なのではないでしょうか。



   

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