読書日記

  心地よさを知る3つの指標

 『自分を育てる』(高橋和巳)より、
 健康ランクを高めていくにはどうしたらいいか。
 そのために必要なことは2つ、(1)毎日の生活の中にある心地よさを見つけだし、それがどんなものであるかを体で感じられることと、(2)心地よさを日常生活の中で実現していくために自分の体をつくっていくことである。

 このとき、心地よさを知る指標となるものは、(a)体の軽さを感じられること〈軽さ〉、(b)体と自分との一体感を感じること〈一体感〉、(c)いまのままでいい、という満足感を感じること〈現在性〉の3つである。

 健康ランクを高めるためには、まず自分の健康レベルに気づけるようになること、その指標となる「心地よさ」を知ることなのでしょう。
 そして、心地よさの指標となるのが〈軽さ〉〈一体感〉〈現在性〉ということです。

 体が軽く感じられるのは健康レベルが(少しでも)上昇しているときだそうです。反対に、体が重く感じられるのは健康レベルが低下しているということでしょう。
 つまり、自分の健康レベルの小さな変化を体の軽さ/重さという感覚で気づけるようになるといいのでしょう。

 一体感とは自分の体を受け入れること、自分の体を自分のものとして感じることである。
 現在性とは、このままでいいと思う満ち足りた気持ちを持つこと、過去を取りもどそうとして未来に希望を託したりせずに、現在の中にとどまることである。
 一体感の反対語は違和感だそうです。体に違和感や不快感がなく、一体感や心地よさを自分のものとして感じられるといいのでしょう。また、自分の思うように体が動く(動かせる)というのも一体感ではないかと思います。

 現在性とは、今の満足感・充足感を大切にすることだと思います。後悔したり心配したりしないことも大事なようです。
 「ここ」(一体感)と「いま」(現在性)に(軽さを)感じられるようになることで、「心地よさ」を知ることができるようになるということです。


   

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自分を育てる』高橋和巳

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