読書日記

  心を育てる

 『仏教は心の科学』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 我々は、見たり、聞いたり、嗅いだり、味わったり、感じたり、考えたり、呼吸したり、ご飯を食べたり、消化したりしています。喧嘩したり、嫉妬したり、愛したり、憎んだりもしています。
 これらはすべて心の働きです。ですから心を育てれば、人生はうまくいくのです。
 人はいろんなものを感じ、いろんなことを考え、いろんな活動をして生きています。
 そこには、心の働きが大きく影響しています。

 物事の感じ方は人それぞれです。同じことでも人によって感じ方が違います。大きいのは物事の受けとめ方だと思います。
 また、物事の考え方によっても価値観が違ってきます。

 人が行動するのは、「○○したい」「××したくない」のような心の中の望みによります。
 そして、その人の行動によって人生が違ってきます。
 つまり、人は感じ方や望み方や考え方などの心の働きをよくすれば、人生もうまくいくのではないでしょうか。

 人は何をしているときでも、何かしら感じています。それはその人の考え方に大きく左右されています。幸せな考えをしていれば幸せな気もちになり、不幸なことを考えていれば不幸な気もちになります。
 幸せは、感じるものであり、心の中にあるものです。幸せになれるような心の働きができるようになることが、着実な幸せになる方法だと思います。
 そのためには、自分の心を育てることが何よりも大事なのではないでしょうか。



   

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仏教は心の科学』A・スマナサーラ

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