読書日記

  プレッシャーをエネルギーに変える

 『「打たれ強さ」の秘密』(岡本正善)より、
 「プレッシャーに勝つ」人というのは、プレッシャーをどう利用しようかと考える。「プレッシャーに潰される」人は、プレッシャーからどう逃げようかと考えるのです。

 人が見てると「よっしゃ、ここで一発」とか、「よっしゃ、来い」とね。何か燃えてくる感じの人っていうのは、まさにそのプレッシャーをある意味で自分にひずみを与えるどころか、逆にエネルギーに変えちゃって奮いついていく状態。
 だけど、プレッシャーに潰される人はそういうふうにプレッシャーを感じた時点で、もう「自分は弱い人間なんだ」「ダメなんだ」となってしまう。

 だからプレッシャーというものは悪いものではなくてエネルギーなんだ。プレッシャーというものをどういうふうにそのエネルギーに変えていくか、というのがすごく大事なことなんです。
 プレッシャーというのは心理的なものが大きいのでしょう。
 ですから、悪影響を及ぼすか、いい影響を与えるか、人によってけっこう違うのではないでしょうか。

 人の目やプレッシャーを感じた際に、どう考えるかが大事なのでしょう。
 「イヤだ」「恥ずかしい」「困った」などと考えると、余計にプレッシャーを感じるでしょう。
 さらに、「うまくできなかったらどうしよう」「失敗したら笑われるのではないか」「叱られる」など考えると、余計に緊張して実力を発揮しにくくなるでしょう。
 ちょっとでも思うようにいかないと、「自分は(プレッシャーに/性格が)弱い」「自分はダメだ」などと考えて、落ち込んで自信をなくしてしまうと、ますますプレッシャーに弱くなってしまうのではないでしょうか。

 反対に、人の目やプレッシャーに対して、注目を浴びていることや期待されていることを喜べる人もいるのです。
 さらに、「いい所を見せてやる」「負けるもんか」などと発奮材料にできる人もいます。
 そういう経験から、「自分は(プレッシャーがあったほうが)強い」という人もいます。

 プレッシャーは自分(の考え方)しだいで「プラスのエネルギーに変えることができる」と考え、そういう考え方を心がけることができるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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