読書日記

  行動を起こせば心配は消える

 『あなたの人生を変えるシンプルな10のステップ』(アーサー・カリンドロ)より、
 心配に立ち向かえば、心配を消すことができます。
 とても簡単で効果的なやり方をお教えしましょう。それは、「何かしなさい!」ということです。心配になるような状況が起きたとき、まず自分にこう言うように訓練しましょう。
 つまり、「行動を起こしなさい」ということです。早いうちに行動を起こせば、心配をつぼみのうちに摘み取ることができるからです。
 心配しているだけで何もしなければ、心配は続くでしょう。
 心配に対して、今できることをする決心をすれば、心が少し落ちつくでしょう。
 行動を始め、集中してやれば、(心配するような)余計なことを考えないですみます。
 少しでも行動の成果が表れてきたり、先の見通しができるようになれば、それだけ心配は小さくなるでしょう。
 行動を楽しめたり夢中になれたりすれば、心配も忘れられるでしょう。
 やってみれば、案外心配するようなことはない場合も多いものです。
 悪い結果になったとしても、現実として受け入れられれば、心は落ちつきます。少なくとも以前の心配はなくなっているはずです。
 行動の結果がよければ、もちろん心配は解消です。

  『恐れている物事をやってみなさい。
   そうすれば恐怖心は、あとかたもなく消える』 エマーソン

 心配には不安な気もちが伴います。
 心に不安を生み出しているのは自分の考えです。
 心配するようなことを考えないようにできれば、不安な気もちは鎮まります。
 考えないようにする方法の一つが、行動することです。
 「不安は注意信号」と考え、心配への備えや対策の行動ができるといいのでしょう。

 その心配に対して、今は何もできない(あとは運を天に任せるしかない)場合もあります。
 そういう場合には、「その時はその時」と悪い状況を覚悟するか、「なるようになる」と割り切った考えをすることで、不安な気もちを小さくし、「(これ以上心配するより)○○しよう」と何か(できれば、気分がよくなれるような)行動を起こすことができれば、心(の不安・心配)を切り替えることができるでしょう。

 いずれにしても、いつまでも心配を続けるよりも、何か行動を起こせるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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