読書日記

  心地よい関係ばかりじゃない

 PHP6月号の特集は『話のおもしろい人、好かれる人 心地よい関係をつくる話し方』。
 安藤優子さん(キャスター)は、
 人間関係にしても、気の合う人もいれば嫌な相手もいる。皆がいい人で、皆がうまくやっている。そんなことなんてあり得ない。
 人との会話にしても、いつも心地よい言葉ばかり並べているのは何だか嘘臭い気がします。

 世に中、心地よい関係ばかりじゃない。だからこそ社会って面白いんだと思います。
 人間関係というのは、マイナスに思える部分があってこそ輝くのではないかと私は思っています。
 誰とでも、うまくつきあえなければならない、と(無意識にでも)思い込んでいたら、人間関係で悩むことが多くなるでしょう。
 逆に、人間関係で悩むことが多い人は、無意識にそう思い込んでいるのかもしれません。

 世の中には嫌な人もいれば、自分とは合わない人もいます。
 「こんな人もいる」と現実を受け入れ、「こんな人のためにイヤな思いをするのは損だ」と考えたほうがいいでしょう。
 イヤな相手との関係が多少悪くても「このままでもいいか」と考えれば、必要以上に悩まなくて関係改善の努力もしなくてもいいのです。
 イヤな相手でもつきあわなければならない場合には、「それなりにつきあおう」と考えればいいのではないでしょうか。

 いろんな人がいて、いろんな関係があって、いろいろ問題があるから、「社会は(人生は)面白い」と考えることもできるのでしょう。
 「イヤな人がいるから、いい人のありがたさがわかる」「イヤなことがあるから、平穏無事がいいことに気づける」「悪い関係があるから、いい関係の幸せがわかる」のように考えることもできるのでしょう。
 イヤな人は人間関係を学ぶ「いい練習相手」「すべてのことはいい経験」などといいように考えられるようになれたらいいのではないでしょうか。


   

次の日の日記

話のおもしろい人、好かれる人

ホームページ