読書日記

　　「今」と「未来」のバランスを取る

　『なぜかいつもうまくいく人』（シェリー・カーター・スコット）より、
　満足感は、あなたが自分の目をどこに向けるかにかかっている。
　完全に「今」を生きていれば、旅を楽しむチャンスがどんどん増えていく。
　ところが「未来」だけを見ていると、大事な瞬間を見のがしてしまい、自分が手にしたものではなく、手にしていないものを考えるという罠に落ちやすくなる。
　成功へのカギは、幸福と満足の中間線をたどり、満足と幸福のバランスを取ることにある。
　あなたにとっての幸せとは何ですか？　と聞かれて、
　「今の幸せ（もっている幸せ・今の生活の中にある幸せ）」を答える人は幸せでしょう。それをたくさん挙げられる人はさらに幸せでしょう。
　「将来の幸せ（もっていない幸せ）」だけを答える人は、今は幸せではないのでしょう。

　遠くばかり見たり、急ぎすぎている人は、身近にある幸せを見のがしてしまいます。

　『いわゆる頭のいい人は、言わば足のはやい旅人のようなものである。
　　人より先に人のまだ行かない所へ行き着くこともできる代わりに、
　　途中の道ばたあるいはちょっとしたわき道にある
　　肝心なものを見落とす恐れがある』　寺田寅彦

　自分がもっていないものばかりを考えるのではなく、自分がもっているものも考えるようにしたほうがいいでしょう。

　『不幸を数えて暮らすより、幸せを数えて暮らそう』

　夢や目標をもって生きるのはいいことですが、将来のためだけに生き、今を犠牲にしてしまうのはよくないと思います。
　今を大切にしながら、夢や目標を楽しんで生きられるようになれたらいいのではないでしょうか。



　　　

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『なぜかいつもうまくいく人』シェリー・カーター・スコット

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