夫や妻に限らず、身辺につねに存在する人やものの価値は、わからなくなってしまうことがふつうである。空気の効用が意識されにくいのと同じことで、そのぶん、「幸福を感じる心根」が鈍ってくることにもなる。感謝の心を失うわけである。身近につねにあるもの(人・物・事)については、「当たり前」と思ってしまい、何も(幸福を)感じられなくなってしまうのでしょう。
ときには「眼を洗って」、身辺の人やものの価値を見直してみる必要があるだろう。
でないと、感謝とは反対の、不平や不満の心ばかりが高まる可能性が大いにあるからである。
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