読書日記

  身辺のものの価値を見直す

 『生きるヒント「一日一話」』(櫻木健古)より、
 夫や妻に限らず、身辺につねに存在する人やものの価値は、わからなくなってしまうことがふつうである。空気の効用が意識されにくいのと同じことで、そのぶん、「幸福を感じる心根」が鈍ってくることにもなる。感謝の心を失うわけである。

 ときには「眼を洗って」、身辺の人やものの価値を見直してみる必要があるだろう。
 でないと、感謝とは反対の、不平や不満の心ばかりが高まる可能性が大いにあるからである。
 身近につねにあるもの(人・物・事)については、「当たり前」と思ってしまい、何も(幸福を)感じられなくなってしまうのでしょう。

 ときには、そういうものの価値を見直してみるといいのでしょう。
 自分のまわりにいる人について、「この人がいなくなったとしたら(どうだろう)?・・・(いてくれてよかった。しあわせ)」
 ふだん自分が使っている物について、「これがなかったら(どうだろう)?・・・(あってよかった。しあわせ)」
 自分がふつうにしている事について、「これができなかったら(どうだろう)?・・・(できてよかった。しあわせ)」

 他にも忘れがちな幸福がいろいろあると思います。
 たとえば、平穏無事なこと、健康なこと、仕事があること、自由なこと、平和なこと、・・・。

 身辺にある幸福を忘れないために、また、しあわせを感じるために、役立つのが「感謝する」という方法なのだと思います。
 また、感謝の心が増えれば、不平不満の心が減るのかもしれません。
 さらに、「感謝の気もちから始めよう」と行動できれば幸福につながるのではないでしょうか。



   

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