読書日記

  思い切って断る

 PHP4月号の特集は『たまには“いい人”やめてみませんか!?』。
 乃南アサさん(作家)は、
 「この前の話、思い切って断ったわ」
 ついつい情にほだされて間口が緩んでいた部分に、思い切ってブレーキをかけることにした。
 すると面白いことが起こり始めた。こちらが要求通りに動かないことが分かった途端、苛立ち、居なおり、果ては怒り出す人が続出するようになったのだ。「そんな人だと思わなかった」とか「冷たい」「薄情」などという言葉で非難するのである。

 彼らに対して、私は沈黙を守ることにした。ご機嫌までとって相手の要求をのむ必要なんかどこにもないのだ。
 そして、そうすることによって、私に困ることは何も起こらなかった。おそらく相手の方でも、特に不都合なことなど何一つありはしなかったに違いない。
 たまには“いい人”をやめるためには、ときには人からの誘いや要求を「断る」ことも必要なのでしょう。
 でも、それには多少のトラブルは覚悟しなければならないのでしょう。

 断られた相手が気分を害し、ひどいことを言われたり、関係が悪くなることもあるのでしょう。
 そういうことがあっても「しかたがない」と思い、「気まずいこともある」「悪くとるのは相手の問題」「(悪口は)まともに相手をするのはよそう」などと、あまり気にしない(考えない)ように心がけることが大事だと思います。

 中には、「(なかなか)断れない」という人もいると思います。
 まずは、「断ってもいい」と考えられるようになりましょう。
 そして、ときには勇気を出して、思い切って断ってみましょう。
 ちょっと我慢すれば、大して問題ないことが多いのだと思います。
 あとは、自分が「断って良かった」と思えるように、自分にとって好ましい時間を過ごせるように心がけることが大事なのではないでしょうか。



   

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