読書日記

  言い訳をするのはやめよう

 『不思議なくらい心が強くなるヒント』(ルイス・ターターリャ)より、
 言い訳をするのはやめよう。自分を騙すのをやめよう。
 言い訳をやめると、最初はつらいかもしれないが、胸のつかえがおりたようにスッキリし、新しい自分に生まれ変わるための準備が整ったことになる。

 言い訳は自分の潜在的な可能性をどんどん小さくする。
 それを心のどこかで覚えておき、ちょっとした言い訳が頭に浮かびそうになったら、すぐに打ち消す努力も大切だろう。
 言い訳を考えることがクセになっている人もいるでしょう。
 何かをやろうかどうか考える時に、すぐにやれない理由を考えてしまう。
 何かができない時に、すぐにできない理由を考えてしまう。
 悪い事があった時に、すぐに自分に責任がないことを示そうとしてしまう。
 うまくいかないことがあるのは、すぐに誰かのせいや環境のせいだと考えてしまう。

 言い訳の言葉もいろいろあるでしょう。
 「忙しいから」「こういう問題があるから」「難しいから」「大変だから」「やる気がでないから」「疲れているから」「私は何も(悪いことは)していない」「私はこれだけやっている」「あの人が××だから」「組織(社会)が悪いから」「私は××だから」……。

 自分が幸せになるために気をつけたほうがいいのは、自分に対する言い訳です。
 自分に対する言い訳を考えつくことで自分の心を守っているという側面もありますが、自分(の幸せ)の可能性を小さくしてしまうのではないでしょうか。
 自分のために、「言い訳するのはやめよう」と決心できるといいのでしょう。

 つい言い訳を考えてしまうのはしかたがありません。それに気づいて考え直すことができればいいのです。
 たとえば、「やれない理由(言い訳)を考えるより、どうしたらやれるかを考えよう」「できない原因がわかったのなら、それをヒントにできる方法を考えよう」「言い訳を考える時間があるのなら、何かいいことを始めよう」などと考えを切り替えられるといいでしょう。

 そのためには、まず、「私には言い訳を考えるクセがある」と自覚することが大事です。
 そうすれば、自分の言い訳に気づけ、「言い訳するのはやめよう」「言い訳していても幸せにはなれない。幸せになれることをしよう」などと考えられるようにもなれるのではないでしょうか。



   

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