読書日記

  雨の日には雨の中を

 『生きていてよかった』(相田みつを)より、
 雨の日を、天気のいい日と比べて、「悪い日」だと思う、人間(自分)中心の考え方をやめること。
 雨の日には、雨を、そのまま全面的に受け入れて、雨の中を雨と共に生きる。

 つまり、特別なことではない、ごくあたりまえの生き方のことです。
 あたりまえだけれど、これは、常に前向きで、積極的に生きるということです。
 雨が降っているのを見て、ちょっと「イヤだなぁ」と思ってしまうことがあるという人は多いのではないでしょうか。
 そこで「雨もいいんじゃないの?」と考えてみれば、「雨も悪くはない」「雨の日は雨の日でいい」と思える人はけっこういるのではないかと思います。
 少なくとも「(晴れの日もあれば)雨の日もある」「しかたがない」と思えたほうが「イヤだ」と思って過ごすよりはいいでしょう。
 これらは、自分が少しでも気分よく過ごすための幸せになる考え方の一種です。

ハオ好 いいように考えよう

 実際には、ほとんどの人はすぐに雨の日の生活をふつうに送れるのだと思います。

 “雨”をイヤなこと・悪いこと・恵まれていないこと・不幸なことなど、反対に“晴れ”をいいこと・恵まれていること・幸せなことなどに置き換えても同様なのだと思います。
 誰(の生活・人生)にも、いいこともあれば、悪いこともあります。
 悪いことがあっても、まずは現実を受け入れることで、少しでも心を落ちつけ、そこから現実的に前向き(幸せ向き)な生き方ができればいいのではないでしょうか。

 『晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。
  楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところに楽しむ』 吉川英治



   

次の日の日記

生きていてよかった』相田みつを

ホームページ