読書日記

  平均値の法則

 『道は開ける』(デール・カーネギー)より、
 平均値の法則を利用して悩みを解消しよう。
 「不安の種になっている事柄が実際に起こる確率はどのくらいだろうか?」
 「××たらどうしよう」と考え、不安な気もちになることがあると思います。
 悪い事態を怖れて、決断できなかったり、やったほうがいいことを始められなかったりすることもあるのではないでしょうか。

 そんな時、その悪い事態になる確率はどのくらいか考えてみれば、めったに起こらないことだったり、確率が低いことも多いのではないかと思います。
 そうだとしたら、あまり怖れないほうがいいでしょう。そうならない確率のほうが高いのです。
 さらに、「その時はその時」と悪い事態を受け入れることができると、なおいいのでしょう。

 確率ははっきりわからなくても、「この前は大丈夫だった」「今までそうなったことは(あまり)ないじゃないか」などと過去の経験から考えられれば、不安な気もちを小さくできるでしょう。
 過去に何回か悪い事態になった経験があることは、今までに全部で何回ぐらいやって何回そうなったかを計算すれば、その確率がわかるはずです。

 はじめてのことに不安を感じることもあるでしょう。
 そのことははじめてでも、過去に“はじめてのこと”をした経験はたくさんあるはずです。その中での悪い事態になった確率を考えてみれば、今回の参考にもなるのではないでしょうか。

 不安になるような悪い事態は、実際にはそんなに起こらないのだと思います。(特に、悲観的な考え方をしやすい人は)
 不安な気もちが強くなった時には、悪い事態になる確率(平均値)を考えてみることで、心を落ち着かせることができるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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道は開ける』デール・カーネギー

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