読書日記

  人の足を引っ張れば自分が得?

 『静かな人ほど成功する』(ウェイン・W・ダイアー)より、
 キケロの人間が陥りやすい六つの間違い(1)
「人の足を引っ張れば、その分、自分が得をするという思い込み」

 人の欠点を探すことで、自分の価値を確認できると感じる人は、多いのです。
 人の足を引っ張ると、抵抗されて、蹴られてケガをする危険性がある。
 相手が強ければ、蹴落とされて、自分だけが落ちる。
 共倒れになるのが関の山。
 運良く人を引き摺り下ろせたとしても、仕返しを覚悟したほうがいいでしょう。
 少なくとも、人の足を引っ張ると、自分の人間としての価値が下がる。

 人の悪口やカゲ口を言ったり、人をバカにしたりするのも同様でしょう。

  『人を批判すると、溜飲がさがるかもしれぬが、
   溜飲だけでなく、自分の人格がさがる』 櫻木健古

 「人の悪口は言わないほうがいい」「人をバカにしないほうがいい」と思います(自分のために)。
 「そんな自分にはなりたくない」と考えられたら、と思います。

 実際には、人の足を引っ張ると、相手も自分も損をすることになるでしょう。
 得をするのは、醜い争いなどに関わらずに、自分の道を進む人ではないでしょうか。



   

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