読書日記

  四つのキャラクター

 PHP9月号の特集は『人づきあいで疲れないヒント』。
 松尾貴史さん(タレント)は、
 僕もストレスをためないために工夫していることがあります。
 いろんな現場に行かなくてはいけないことが多いんですが、そのすべてが楽しいと思える仕事ばかりでもない。
 そんな時に、自分の中の四つのキャラクターを使い分けるんです。
 一つは、「芸術家」の自分。二つめは「商人」の自分で、三つめが「職人」の自分。最後に「学生」の自分です。
 それで、この仕事嫌だなって思う時に、誰にやらせようかと考えるんです。
 誰でも、相手や場によって人に対する接し方は違うのだと思います。
 それを意識して使い分けてもいいのではないでしょうか。

 「芸術家」の自分だったら、自分のもてる才能を最大限に発揮することに全力を尽くせばいいのでしょう。そのために、自分中心になり、まわりの人に気を遣えないのはしかたがないと考えてもいいのではないでしょうか。
 「商人」の自分だったら、お金(収入)のためには、多少のことは我慢し、お世辞を言うぐらい当たり前と考えてもよさそうです。
 「職人」の自分だったら、自分担当の仕事だけはしっかりやり、他のことは気ままにやってもいいのかもしれません。
 「学生」の自分だったら、物事を学ぶ姿勢を大事にし、相手を師(先生)と思って接することができればいいのではないでしょうか。

 その時々の自分の役割を認識し、その役割の意識で人と接し、必要なことのみに集中することで、余計なことに神経をすり減らさないようになれたらいいのかもしれません。
 それほど極端でなくても、相手や場によって意図的に自分を変えて接することができるようになれたら、もっと楽に人づきあいができるのようになれるのではないでしょうか。



   

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