読書日記

  君は君以下でも君以上でもない

 PHP4月号の特集は『「あなた」は「あなた」のままでいい――自分を大切にできる人』。
 小堺一機さん(タレント)は、
 あるとき黒沢年男さんに言われた言葉があるんです。
 「君は君以下でも君以上でもないんだから、何も心配することはない。現にいま君はここにいるんだから、それだけでいいんだよ」って。この一言は胸にぐっときましたね。

 コンプレックスのない人間なんていない。それがあることは悪いことじゃない。
 ただコンプレックスから目を逸らさずに、しっかりと向き合うことから次のステップが始まる。
 そんなことを教えられた気がしました。
 自己評価が低すぎる人は、不幸になりやすいでしょう。自分を自分以下に低く評価して卑下したら、つらい気もちになるでしょう。
 理想が高すぎる人も、不幸になりやすいでしょう。自分以上を自分に求めすぎて無理をしても、つらくなるでしょう。

 「君は君以下でも君以上でもない。あなたのままでいい」と言ってくれる人がいたら、救われるのではないでしょうか。
 そういう人がいないのなら、自分で自分に「自分は自分。ありのままの自分でいいんだよ」って言えるようになれたらいいのでしょう。

 「いま君はここにいる。それだけでいいんだよ」と言ってくれる人がいたら、救われるのかもしれません。
 そういう人がいないのなら、自分で自分に「(人にそんなに迷惑かけるわけでもなく、)いまここに無事にいられるだけでいいんじゃないか」って言えるようになれたらいいのではないでしょうか。

 誰にでも欠点や苦手なことはあるでしょう。それが(無意識に)コンプレックスになっている人も多いのでしょう。
 完璧主義は不幸の元です。自分に一つでも欠点や苦手があるからと、自分を責めたりバカにしたりするのは、自分で自分をいじめているようにものです。
 また、すぐにはできないことを求めるのも同様です。
 今の自分に欠点や苦手があっても、「(今は/ここは)そのままでいいよ」と言えるようになれたらいいのではないでしょうか。

 何か問題があっても、「現実は現実。○○たらいいな。どうしたら?」と、まず現実を受け入れた上で、希望をもって、前に進めるようになれたらいいのではないでしょうか。

現実は現実 ハオハオ ○○たらいいな ホープホープ ではどうしたら? ハウハウ



   

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