読書日記

  “開ける”と“拓ける”

 PHP12月号の特集は『道は必ずひらける!』。
 藤本義一さん(作家)は、
 ――道は必ずひらける。
 この“ひらける”にあなたはどんな漢字を当てるでしょう。
 “開ける”か“拓ける”のふたつが現れてくる筈だ。
 どちらも正しいといえるが、開く方は未知の世界への扉を開くという意味が強い。未来形である。
 これに対して拓くというのは一歩ずつ耕していくという現在進行形を示している。
 未知の世界・先の見えない闇の中を進むとき、大きな壁や障害に直面したとき、悪いことが続くどん底のとき、ゴールが見えない長い道のりを進むとき、・・・立ちすくんでいては道は開けません。諦めたり絶望してしまったら、道は完全に閉ざされてしまいます。
 そういうときにこそ、「道は必ずひらける」と信じて前進することが大事なのではないでしょうか。

 今を大切にし、ベストを尽くすことが、未来の“道がひらける”ことにつながるのでしょう。
 今努力しているから、希望や期待がもてるのだと思います。
 自分が少しずつでも進歩・前進していると思えるのなら、「道はきっとひらける」と信じることもできるでしょう。
 そう信じて、いい努力を続けることが、やがていい結果となって現れるのでしょう。

 一歩一歩目の前の道を切り拓いていくことが、やがて目の前に大きな道となって開ける、と考えてもいいのではないでしょうか。



   

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