読書日記

  やさしい人になる努力が幸せへの道

 『やさしい人 どんな心の持ち主か』(加藤諦三)より、
 幸せになるためには、社会的に成功するための努力をするよりも、やさしい人になる努力をするほうがはるかに有効である。

 生きることが辛い人は、やさしい人になろうとすることが幸せへの道である。
 社会的に成功している人は、他の人から見たら“幸せそうな人”に思われるでしょう。
 でも、その人が幸せかどうかは、わかりません。幸不幸は、本人の心しだいでしょう。

 本当にやさしい人になれた時、その人は幸せではないかと思います。
 やさしい人は、人間関係が良くなるでしょう。
 人の幸不幸は、(社会的成功よりも、何よりも)まわりの人との関係に左右されている場合が多いと思います。まわりの人との関係がいい人は、幸せに過ごしやすいでしょう。まわりの人との関係が良くないのに、幸せに過ごせる人は少ないと思います。
 やさしい気もちで過ごせるようになるだけでも、幸せなことだと思います。

 本当にやさしい人は、自分にもやさしくできるでしょう。自分を大切にし、自分を幸せにするように努力できるはずです。
 本当のやさしさは、甘やかすことではありません。本当のやさしいさには、「相手(の幸せ)のため」を考えたきびしさやに強さが必要だと思います。

 「夢を持って生きる」のは幸せになる方法の一つです。大事なのは、夢や目標を愉しんで生きる「今の幸せ」を感じられるようになることだと思います。
 また、社会的な成功を目指すのなら、やさしい気もちをもって、人の幸せに貢献することを考え・追求していけたらいいのではないでしょうか。

 「人を幸せにする」ことも幸せになる方法の一つです。
 人を幸せにするためには、やさしい心が不可欠です。
 やさしい人になることで、人を愛する幸せを感じられるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

次の日の日記

やさしい人』加藤諦三

ホームページ