読書日記

  図にのる、調子のよさ

 『鈍感力』(渡辺淳一)より、
 鈍感力を養うには、「図にのる」ということも必要です。別の言葉でいうと、「いい気になる」ということです。
 褒め言葉にのる、この「図にのる、調子のよさ」はいわゆる、はしたないことではなく、その人を大きく、未来に向かって羽ばたかせる原動力となるのです。
 “鈍感力”があったほうがいいと言っても、無反応な鈍感ではなく、調子のいい鈍感さがいいのではないでしょうか。

 人からほめられたりいいことがあった時には、ちょっとぐらい“図にのる”“いい気になる”ような調子のよさがあってもいいのでしょう。
 そのためには、まず、「はしたない(んじゃないか)」「調子がよすぎる」「喜んじゃいけない」などと、余計なことを考えずに、素直に喜ぶこと。
 そして、「喜びを力に」いい方向に進めればいいのでしょう。
 小さいいいことでも、いいきっかけにする、心のエネルギーにする、自信にする、のようにできればいいのではないでしょうか。

 幸せについても同じことが言えると思います。
 小さな幸せでも、感じた幸せを力に、さらに幸せになれるようなことができるようになれたらいいのです。

悪いことは ハオハオ いいことは 好!好! 好好を力に 好好なことをしよう

 悪いこと(不幸)はできるだけ小さく済ます、いいこと(幸せ)は次につなげる。
 このことができるようになれば、より幸せに暮らせるようになれるのではないでしょうか。
 そのためには、いい意味での鈍感力があったほうがいいのかもしれません。



   

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鈍感力』渡辺淳一

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